電子書籍
魔法使いロゼの佐渡ライフ
著者 おみなえし
“黒髪”を理由に、国から半ば追放された魔法使い・ロゼスタリア(通称:ロゼ)。新天地でリスタートしようと、転移して辿り着いた先は…“佐渡島”!?島民の女の子・紗菜と一緒に、スローライフを目指して奔走する頑張りコメディ・第1巻!
魔法使いロゼの佐渡ライフ 1巻【特典付き】
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電子書籍魔法使いロゼの佐渡ライフ 3巻
2024/04/26 18:11
辛い過去境遇から逃れ新天地佐渡に居場所を得た「誰よりもやさしい魔法使い」のやさしい思いやりと穏やかな笑顔…な今巻ラスト場面でほろっと涙But最終巻ではありません次巻に続きます…な物語第3巻
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1巻第2巻以上に、佐渡島の、食・伝統歴史・祭り等の観光要素が盛沢山なエピソードが続いた様な印象の、
夏休みな季節の佐渡島光景満載だった物語第3巻は、
漫画本編第12~17話、おまけ「教えて紗菜ちゃん 特別編+観光編」、あとがき、次巻予告、その他のおまけ漫画&イラスト
…を収録。
佐渡島関連の歴史情報の中でも、
小木地区宿根木出身で幕末有数の蘭学者兼地図学者で、
嘉永5年(1852)に卵形式の世界地図「新訂坤与略全図」を作成し、
安政元年(1854)には「蝦夷接壌図」を作成した「柴田収蔵」という人がいて、
佐渡市深浦の日本海に架かる長者ヶ橋の主塔には、「新訂坤与略全図」のレリーフが飾られている…
ってのは、個人的には全く初耳な知識だったので、
へぇ、と印象に残ったり。
佐渡島内でも特に佐和田地区が、商業施設が集まる商業的中心地なんだ、
という今の情報も、へぇ、と思ったり。
他にも、佐渡最大級のお祭りEventアース・セレブレーションや、
夜に行うはんぎりナイトクルーズでの幻想体験(海蛍が発光)の光景なども、印象深かったり。
そんな現実の、佐渡島関連情報が色々と鏤められつつも、
元いた異世界と佐渡島に、ヨーラメの花(飛島萱草)、という共通点があったり…で、色々と考え込むロゼ、
とロゼからその話を聞いた紗菜の反応、
ロゼと同じ異世界から謎の経緯で佐渡へ迷い着いた月渚視点の反応…とか、
あと、紗菜の後輩キャラ「吉岡麻衣」が登場したり、
紗菜の過去または素性に関しても「さすがはあの子の娘さんね」という意味深な言及台詞が出て来たりで、
今後の展開で何か明かされる伏線的なあれかな、
と読者的には期待したり…な感じでロゼと紗菜達の物語展開も、少しずつ進んでいて…
そんな中で、
今巻の漫画本編ラスト部分…月渚視点での、
「異世界のみんなは知らなかったんだ
黒髪の魔女は恐ろしい魔法使いなんかじゃない
誰よりもやさしい魔法使いなんだ」
という部分で、ほろっと涙が出たり…で、今巻の漫画本編はソレで終わりで、
その後に、
おまけ4コマ漫画的な「教えて紗菜ちゃん 特別編」は、
佐渡島に関するトリビア的なあれこれ情報が織込まれつつ、クスッと笑える紗菜とロゼの光景が描かれていて…
今巻も、地味に濃密で、
自分は好きだなぁ、という読み終えての満足感もあって、次巻は2024年冬発売予定…ってことで、
また暫く待たないといけないけれど、楽しみに待とうと思います。
電子書籍魔法使いロゼの佐渡ライフ 2巻
2023/10/04 06:01
大部分の現実世界(佐渡金山等の佐渡島現地観光地情報他日常生活)要素に、夢のあるファンタジー要素が少々要所要所で、というファンタジーに偏り過ぎないバランス感覚が、いい感じかな、と個人的には思ったり…
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1巻では、佐渡島南端部宿根木の周辺地域でのエピソードのみだったけど、
この第2巻(第6話~第11話を収録)では、
宿根木周辺+佐渡島中部の佐渡金山でのエピソードが描かれ、終盤では、
佐渡島北端地域の大野亀にも言及。
ってことで、印象に残った佐渡島現地観光要素は…
【トビシマカンゾウ(飛島萱草)】
ニッコウキスゲの島嶼型であり、山形県の飛島で発見されたことから和名がある。
佐渡島佐渡市北端部「外海府海岸」の景勝地「大野亀」には群落があり、
佐渡市の花となっている。山吹色の花。
ニツコウキスゲと比べてやや大型であり、花茎は1mに達する。
【澤根だんご】
江戸時代後期にあたる1808年に佐渡で創業した老舗のお菓子処「しまや」
が200年以上に渡って受け継ぐ伝統の和菓子。
なめらかな生地と飽きのこない甘さのこしあんが絶妙なバランスの
「すべすべシコシコな食感」。
【相馬崎隧道】
佐渡ヶ島の最南端、宿根木の海岸沿いを歩く宿根木遊歩道途中にある手掘りのトンネル。
昭和10年から5年の歳月を費やして海岸の崖をくり抜いたもの。
「塩や海藻の加工や保存」
の為に作られ使われていたものだが、今は遊歩道として開放されている。
【木崎神社】
佐渡代官の大久保長安が佐渡金銀山の繁栄と金銀輸送の安全を祈願し、
慶長14年(1609)に創建した社。本殿は新潟県指定有形文化財。6月に「茅の輪祭り」。
宿根木から車で約10分。
【史跡佐渡金山】…宿根木から車で約60分。
【大野亀】…宿根木から車で約110分。
…ってことで、第1巻よりも更に、佐渡島について色々知れて興味が湧いた、
のがよかったのと、
物語展開的には、紗菜とロゼが、
神社のお祭や金山の集客Eventに関する仕事を依頼されて…の仕事の遂行光景や、
合間の日常光景が描かれる流れだけれど、
第1巻のラスト部分で、
ロゼを「黒髪のロゼスタリア」と認識した少女「月渚(ルナ)」が登場していたけど、
その月渚がどういう存在なのか明かされるロゼとの対話場面(第8話ラスト~第9話前半)
があったり、第11話終盤では、
ロゼが元いた世界での亡母との想い出深い花、が佐渡島にも群生している、
という事実に驚愕し…という異世界関連要素と、
依頼仕事の遂行の要の部分でロゼの魔法が決め手となる…という魔法使い要素とが、
大部分の現実世界(佐渡島現地観光地情報他日常生活)要素に、
夢のあるファンタジー要素が少々要所要所で、
というファンタジーに偏り過ぎないバランス感覚が、
いい感じかな、と個人的には思ったり…なので、次巻以降も、
佐渡島の色々な光景を知り楽しみつつ、紗菜と魔法使いロゼの日常生活の今後の展開、
を今暫く眺めて楽しめればいいな…と思えているので、
買って読んだ甲斐は十分あって、一見地味な作品のようでも、満足度大です。
2023/07/29 19:35
自分にとっては正直、縁遠く、身近な場所ではない佐渡島という場所や文化を知るキッカケになるかも、という観点と、今後の展開をのんびり見守りたいな、という観点とが半々ずつ…で好印象な物語開幕巻
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投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
…この「魔法使いロゼの佐渡ライフ」第1巻の収録内容は、
月刊誌「まんがタイムきららフォワード」2022年10月号~2023年2月号、
までに掲載された第1話~第5話までと、
主に巻末部分に描き下ろし漫画やイラスト等が付いてるのと、あとがき、
紙媒体版購入時に付く特典ペーパーの電子書籍版の1枚分のイラストが付いてる…
という感じで、
自分は偶々、
「まんがタイムきららフォワード」2022年11月号~2023年5月号
までは縁があって買って読んでいたんで、
その期間に掲載されていたこの作品の第2話~第7話までは連載分を読んでいて、
(5月号は休載で未掲載だったけど)
あと、そうやって読んでいて、この作品に興味が湧いたんで、少し確認してみたら、
作者のTwitterアカウントで、
第1話の50頁分が無料で読めるように公開されてたんで、
あぁ、こういう形で始まった物語だったんだな、というのも知ってはいたので、
この第1巻に収録されている本編内容は、全部知ってはいたけれど、
描き下ろしのオマケ漫画部分で描かれている番外編的な、
ロゼスタリアと土屋紗菜の日常光景や、宿根木解説等色々興味深く楽しめたりで、
買って読んだ甲斐は、個人的には十分あった、
という感じ。
自分にとっては、名前と、地図でどこにある島かってのと、
時代劇とかで佐渡島の場面の描写を時々目にする事がある…という程度で、正直、
縁遠く、身近な場所ではない佐渡島の、
日常生活や文化生活みたいなモノを、メインキャラのロゼと紗菜の日常光景を通じて、
眺められるこの作品は、少しでも、佐渡島という場所を知るキッカケになるかも、
という観点が、自分がこの作品に興味や好感を抱いた理由の半分位を占めている感じだけど、
物語展開的には、
この第1巻では、異世界でお姫様だったけど差別を受ける対象で迫害された結果、
魔法で、現代日本の佐渡島に来てしまったロゼスタリアが、
島民の土屋紗菜と出会い、島での生活を開始して少しずつ色々知っていく…
という展開の中で、何故か、
異世界から来た存在の「黒髪の魔女」ロゼスタリアを知っている?
という素振りの少女が現れた所まで…で、
次の第2巻に続く…という形なので、その辺に絡んだ、
単に佐渡島での日常光景を描写するっていう以外での異世界絡みの要素が、
今後の物語展開で、どんな感じで出てくるのか…
今後読み進める上での楽しみの1つかな、と漠然と思ったり…
で、とりあえず第2巻は9月に発売するようなので、
買って続きを読むのが、
楽しみです。