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43件
GUNSLINGER GIRL
著者 著者:相田 裕
公益法人社会福祉公社――表向きは障害者支援のための首相府主催の組織だが、その実態は瀕死の少女たちに機械の身体を与え、その少女たちに政府に敵対する勢力を秘密裏に排除させる諜報機関だった。一家殺害事件の生き残りの少女・ヘンリエッタは「条件付け」という洗脳処理により、以前の記憶を封印され「義体」となる。そして元軍人のジョゼ・クローチェは、テロリストに家族を殺され、復讐心に捕らわれ社会福祉公社に入り「担当官」となる。義体と担当官、二人はつねに行動を共にし、銃を手にテロリストの戦いに身を投じていく。架空のイタリアを舞台とした、少女と銃、そして周囲の大人たちが織り成す群像劇。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
GUNSLINGER GIRL(15)
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Gunslinger girl 14 (電撃コミックス)
2012/01/25 22:49
終わりの迫る裏の世界
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:feilung - この投稿者のレビュー一覧を見る
本来、有るはずも無い組織とその中の人々。
「義体」と呼ばれる少女のサイボーグを中心に、各人物の心理描写が丁寧に表現されており、巻が進むごとに各キャラクターにはこの上ない深みが出た。各キャラクターへの愛着もわくほどになりました。
今巻では宿敵であるジャコモとの対決も半ば。刺し違えてでも倒すとの意気込みでの戦いで、今巻ではその戦いの激しさはピークとなっています。過去最高とも言える戦いの激しさに、思い入れのあったキャラクター達が倒れていきます。
いつか来るとは思っていた終わりに近づく寂しさは過去最高。
しかし、未だ物語は終わらない。
Gunslinger girl 1 (電撃コミックス)
2002/11/27 05:16
読まなきゃ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イタリアを舞台に、とある理由で社会福祉公社に属することとなった少女達、そしてそのパートナー達がつづる詩的な物語。
各エピソードにおいて、語られる少女達の過去、そして今。少女達の抱える大きな憂いと悔しさ、今見つけることのできる小さいけれど大切な幸せ。読み進めるうちにちくりちくりと胸に来る少女達の心からそのまま発せられる言葉達は、私達は自分で思っているほど幸せを素直に大切に感じることができていないのだと考えさせられる。そういったことに気づくと自分がどれだけ恵まれていて幸せに疎くなっているのかをガツンと思い出させてくれるエピソードが大切で仕方のないものになっていく。そんな感覚を与えてくれる作品です。
Gunslinger girl 2 (電撃コミックス)
2003/07/06 21:55
忘却の功罪。生命の意味。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あど@書斎の住人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
忘れることの残酷。生きることの皮肉。ただ、純粋であることだけがほんの少しの希望。つらいばかりだった1巻よりは、いくらか前向きなのが救いか……。(presented by 書斎の住人)