ほとりのとばり
著者 三崎汐
ひそかに想い続けてきた幼なじみ・睦月が、ぽろぽろ涙をこぼしている。そんな夢を内田が見た翌日、睦月の初恋のひとが見つかった。「睦月のよさをわかっているのはこの世界に自分ひとりだけで、もしかすると睦月は一生、俺の隣にいるかもしれない」胸に確かにあった期待を砕かれた内田は、突然のなりゆきを呪わしく思うが――。そこは夢。けれど幻や物語なんかじゃなく、現実の延長線上、はしっこのはしっこで確かに繋がっているところ。夢の中ひとり佇む「彼」と出会った悩み多き青少年は……? 三崎汐が夢とうつつのあわいに紡ぐ連作集、描き下ろしも収録。
ほとりのとばり(11)
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ほとりのとばり
2018/11/02 09:24
フンワリした絵にジンワリ優しいような切ないお話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る
は~フンワリした絵にジンワリ優しいような切ないお話が三崎汐さんだな。
とばりは救われる事無くそこに居るのだろう。
2016/08/31 10:18
夢の中の
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぎぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時々分かりにくかったり、救われなかったり、というイメージがあって避けがちだった作家さん。しかし、レビューの高さを信じて買ってみて正解でした。
夢の中で話す相手が、1つの人格として描かれます。現実では満たされない、そんな想いを夢で浄化するのかもしれませんが、この漫画ではむしろ2人の夢を行き来して、現実での関係を充実させる、キューピッドとして登場しています。
そのキューピッドがつなぐ、短編集。いずれもほんわかするハッピーエンドでほっこりしました。はかない天使さんが少しせつない。