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3件
ビリーバーズ
著者 山本直樹
とある孤島に、二人の男と一人の女。『ニコニコ人生センター』という宗教団体に所属し『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へ行ける日に思いを馳せている。
ある時、『船』に乗った外部の人間たちが島を訪れるが、彼らを『不浄』であると判断した男は『処理』してしまう。その頃から、孤島で暮らす男と女の関係に変化が生じ始め、互いに秘密を作ってはいけないはずの三人の間に、愛と欲と猜疑心が交錯する……!!
閉鎖された空間での規則的な自己運動と内部崩壊を、山本直樹ならではの醒めた視線でありながらユーモラスに描く本作は、今もなおリアルなものとして切実に訴えかけてきます。必見の作品です!!
ビリーバーズ 2
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ビリーバーズ 1
2015/09/29 16:13
信じる者
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うもも - この投稿者のレビュー一覧を見る
カルト集団の信者の日常生活、そして肉欲などを描いた作品。
山本直樹はこういう「イカレタ奴ら」を笑いものにするでなく「特別な事、自分と違う連中」として上から目線に描くわけでなく、
どこか親身に、それでいて突き放して描くのうまいですね。
「終わってしまった世界の日常」を描くのがうまいというか…
こちらの巻は、いまのところまだ「平和な宗教生活」です…
ビリーバーズ 2
2015/09/29 16:18
結末は…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うもも - この投稿者のレビュー一覧を見る
わりかし平和に自給自足生活していた上巻から、
段々問題が発生していきます。
肉欲の問題、外の穢れた連中(いわゆるDQN)、そして信者ですらついていけないアヤシイお水にイカれてしまった仲間…
「オカシイ異常な世界」を「日常的」に描く手腕はさすが。
あと、さすがのエロスです。
2015/09/21 17:58
カルト団体
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
カルト団体に洗脳された人達の話です。
凄惨な場面は少なく、エロが多めです。
ビリーバーズの続編に当たる『安住の地』の電子書籍化を希望。