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2件
VRおじさんの初恋
著者 著者:暴力 とも子
ナオキが初めて恋をしたのは、VR世界で出会った天真爛漫な美少女だった。自分自身も可憐な少女の姿でVR世界を楽しんでいるナオキは、少女の体で少女に恋をする。現実ではない世界で重ねられる二人の少女逢引き。惹かれてゆく心をおさえられないナオキの本当の姿は40歳独身男性の派遣社員。過酷な現実の果てに逃げ込んだ世界で見つけたのは、もう一つの現実。「自分らしく生きる」ことの意味を求めるすべてのロスジェネ世代におくる、「これから」のささやかな幸せの物語。note、Twitterなどで話題騒然! VRロスジェネおじさんが見つけたこれ以上なく尊い初恋!
VRおじさんの初恋 ―白色矮星―
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2021/03/06 17:35
今後これを超えたものはきっと出てこない
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まよきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
Twitterで拝見して、一目惚れして購入しました。
この作品はロスジェネ世代がVRで体験したことを綴った現代の話ですが、
VRならば性別も年齢も、自分の世間での評価すらも越えて、人と人が繋がれる、可能性の提示とも捉えられました。
きっとこんなことは現実じゃ有り得ない(漫画だからこんなにロマンチックなんだ)と思う反面、キャラ達を羨ましくさえ思えます。
美しくて、少し寂しくて、でも暖かい物語でした。
私も可愛い女の子のアバターで、このワールドを旅してみたい!
暴力とも子先生の別の作品も期待しています。
2021/05/03 16:52
百合というよりSFもの
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あばら - この投稿者のレビュー一覧を見る
VRゲームの世界で美少女アバターを使うおじさん二人が交流を重ねる話です。
これまで生きてきた人生も、持つものも、地位も違う二人のすれ違いが生なましい。
ホナミがナオキに惹かれた理由だけが、どうしてもお姫様の前に現れる白馬の王子のようで現実感がなかった。
VRCはやったことないが、それが当たり前になればこんな現実からいくらか開放された世界になるんだろうか。それともただ見た目が異なるだけで、自分は自分にしかなれないんだろうか。
結局、孤独な人間は孤独なままでは救われないという話にも見えて最後はぐさっときた。