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NIGHTMARE MAKER 6
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NIGHTMARE MAKER 1
2009/04/09 20:52
☆表紙は軽くHなラブコメっぽいですが・・・♪
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結構内容はエロイ意味で濃い~です。表紙はキラキラのラメ加工で綺麗。
開くと・・・若い保健室の先生が、胸をはだけたカラーページ。
天才高校生が好きな夢(好きな子とのH)を見る機械を作り、みんながエロ夢を見る物語。
1 the first night [「夢」を実現!?]
自分が見ると悪夢しか見られないので、寝ている保健の先生でデータ収集。生徒に集団で犯される夢、夢の最後は主人公で快楽フィニッシュ。
2 the second night [逃走妄想暴走!!]
同じクラスの“香奈”にフラれたばかりの友人に実験。“香奈”とHをする夢。機械を持っていかれる。
3 the third night [誰も知らない]
保健の先生に貸し出す約束だったが、機械を持っていかれた話をベッドで寝ていた“真樹”に聞かれ・・・2台目の機械を持っていかれた。彼女の夢は主人公とのH。
4 the fourth night [徴候]
機械を持ち出し使った友人も“真樹”もハマリ返してくれない。回りも興味を持ち出す。
5 the fifth night [夢は見ない]
好きな女の子“灯明・あかり”で放課後実験。主人公とH寸前の夢。
6 the sixth night [絶賛増殖中]
7台目の機械でグラドルとHする夢を見て、続きを見るため再び眠り・・・欠席者7名。みんなエロ夢の虜に。
8 せかいはすべてきみのもの 読みきり短編
まだ幼いころ犯した義理の妹は男遊びが酷く・・・再び抱くが最後は無理やりに中出し。
9 ばらんす
好きだが告白出来ずに3年間、H目線で見ていたが、彼女から誘ってきて結ばれる。
10 Day Dreaming[NIGHTMARE MAKER番外編]
機械を使った女の子たちによる、昨日の夢の暴露大会
今回はここまで。
NIGHTMARE MAKER 2
2010/03/27 01:16
機械で体験した「その次」へと向かう混沌
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わった直後は、まるで悶々とした結末だった映画のエンドロールをぼーっと眺めている時のような気分に陥った。主人公の内田が作った、夢と現実が交錯する機械を試したことを受けて、その結果として、次にどのような行動を取るのかを赤裸々に描き出した第2巻である。今回は、この機械の影響を強く受けた人物が2人出てくる。この機械に依存し切ってしまい、最終的には夢を現実として実体験するまでイッてしまった人。そして、この機械が与える影響を過大評価し、これを広く普及させることで世界が変わるとまで妄想を逞しくした人である。あくまで夢をディープに追い求める「深さ」と、幅広く追体験させようとする「幅」という、好対照な追及をする人達の登場で、一種取り返しのつかないスケールで話が進み始めている。こりゃあ、確かに止められんわなぁ~、という極上の「ごちそう」なのであろう。それだけに、人の欲望めいた悶々とした雰囲気が全体に漲っていて何とも艶っぽい。しかも、適度に意地悪な作者らしく「狙われるヒロイン」の展開が静かに進行している。普段は短編でさらっと演出するところが、長編らしい、じわじわ忍び寄ってくる悩ましさでドキドキさせられる。ほんの僅かだがメインヒロインの灯明の心境に変化が訪れているだけに余計ハラハラするところでもある。夢と現実の交錯が、登場人物の分だけ、それぞれの思惑に絡んで蠢く、ある意味ヘヴィでナイスな物語が次の段階へと進んでいる。そして、肝心の官能描写については、もぅ素晴らしいの一言。成年誌と全く以って遜色なく、無いのはムスコさんの直接描写だけである。一応、夢と現実とを区別してはいるが、適度に曖昧さを出しているので興奮度が半端無いことになっており、前巻を軽く凌駕する官能要素のオンパレードである。とりわけ茅野先生の暴走振りが、幻滅してファンが減るか、狂喜してファンが増えるか、というところまでキテいる。
NIGHTMARE MAKER 1
2009/04/07 00:36
誰にも知られたくない願望をあぶり出す機械に翻弄される現実
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
少しエッチな学園モノかな、と思わせるあどけない寝顔の表紙ながら、中身はそれ以上に頑張っている作品である。さらにはテーマが興味深い。誰でも自分だけの秘密や願望、あるいは妄想を持っているものだが、それを「夢」という形で実現できる装置があったらどうする?と問い掛けられているようである。高校生ながら天才的な頭脳を持つ主人公が開発する「夢を自在に投影する」装置によって、たわいもない夢を見て喜ぶ脇役女性陣に比べて野郎共はみんな同じ方向性かと呆れつつ同族的な喜びもまた禁じ得ないのだが、そんな軽妙なノリと並行して、人が抱える闇の部分があぶり出される怖さもまた随所に感じさせる演出が秀逸である。最初こそ自分の望んだ夢で一喜一憂しているのだが、逆にこの夢こそが自分の望むものだったのかと驚愕したり、こんな夢を知られてはいけないと思い始めたりする中で少しずつ歯車がズレていく、狂っていく様が描かれていく。夢の内容が煩悩方面に特化しているだけにそれが余計に際立つ見事なテーマ設定だと思う。主人公はデータ収集のためのモニターとしてこの装置を気軽に貸し出すのだが、なかなか正確な情報が得られないことから間違った方向に行ってしまう。同時に主人公もまた自分の夢を悪夢だと「誤解」していることから、おそらく次巻以降より本シリーズがタイトルのごとく、願望と現実が混沌とした方向に動き出すものと思われる。夢と現実、そのギャップを前向きに捉えるか苦痛と感じるかで大きく変わること、つまり見たくもない夢を見させられる「ありがた迷惑」について考えさせられ、同時に人の根幹にある抗えない願望(欲望)が「誘惑」という形で忍び寄ること、それを抑え切れずに暴走してしまうことを示唆する作品でもある。同時掲載の読み切り2編も男女の想いや思惑のズレをテーマにした良作。4頁の番外編は大笑いである。夢だと何でもアリだなぁ。