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22件
新しいきみへ
著者 三都慎司(著者)
妻の浮気を誤解した高校教師の佐久間悟。傷心のまま旅し、故郷・小田原でひとりの少女と出会う。不貞を働きそうになるが正気に返って再び日常へ。新年度、担任するクラスに見覚えのある姿が…。「相生亜希です はじめまして」 “あの日”の少女は魔性の魅力を携え、悟に迫る。教師と生徒、禁断の恋愛劇が開幕。
新しいきみへ 6
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2023/12/25 08:51
「新しいきみ」の意味
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語序盤では、相生から悟への呼びかけだった「新しいきみ」が、終盤で逆転します。終わる世界を止める鍵は、悟が濱名から在ることを聞き出して、その瞬間から、相生へとバトンタッチされるのです。
そこへ至る過程で繋がれた皆の意志、脇役だらけのこの世界でも、きっと全てがそろってる、ということなのでしょう。
適度な長さで物語を綺麗にまとめたことがまず良かったと思います。いくらでも描き足せるでしょうが、過不足ないこの作品は完成度が高いと思います。
ラストページは必見。
2023/04/20 01:22
登場人物に好感が持てる
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投稿者:けろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
脇役も含めて登場人物が良い。
特に主役の二人は先に進むほど感情移入しやすくなるので個人的には非常におすすめの漫画です。
2022/12/18 09:37
続きは予想がつかない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伝奇羊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。
実は3巻目半ばにして物語の骨格が大体分かった気になっていました。何十年か前に読んだ、反復と修正をテーマにしたとあるSF短編小説と共通したものがあるなと感じたのです。
しかし読み進めてみると、この作品は更に手が込んでいて骨格をそんな簡単に整理してしまえるような代物ではないことも分かってきました。ネタバレにならないよう気をつけて書かせて頂けば、昔読んだ小説が目的の共有と協力の物語ならこちらは葛藤と対立の物語なのだろうかと、そんな雰囲気が漂ってきているように思えます。
3巻には12話まで収録されていて、連載のほうでは14話まで読みましたが、物語がどういう方向の決着に向って行くのかは未だに予想がつきません。続きが待ち遠しい作品です。