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あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和
著者 増田こうすけ(著者)
実家に住み続け、アルバイトをしているだけの青年は、ある日、書店で「マンガ入門セット」に出会う。心密かにマンガ家になる夢を抱きながら、新たな一歩を踏み出すが……? 「ギャグマンガ日和」シリーズで知られる増田こうすけの、知られざる青春の日々。笑いの中に、詩情が光る、ファン必読の自伝的エッセイコミック!
あの頃の増田こうすけ劇場 ギャグマンガ家めざし日和
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ギャグマンガ家めざし日和 あの頃の増田こうすけ劇場 (ヤングジャンプコミックス)
2022/05/12 21:37
天才のエッセイは本筋より寄り道の方が面白い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まいみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンガ家としての話よりもバイト時代の絶妙な人間関係の描写の方が作者の本領発揮といった感じで面白いです。ギャグマンガ家としての話は生粋の天才の淡々とした成功譚になっており、面白い以上にこれが適材適所の場にある天才か…!!と恐れにも似た感情が沸き上がります。雨漏りとかしたそうですが、実家の庭にビワがなっていて、作者がそれを無造作に千切ってうん、甘いと食べてる所がすごくギャグマンガ日和らしい風情があって、こういう環境での生活を下地にあの作品群が生まれたのだという妙な納得感があります。以前の旅行レポート漫画もそうですが実際の出来事、人々を増田こうすけワールドにおとしこんで漫画にすると抜群に面白いので、もっと体当たり直撃取材系レポート漫画を読んで見たいという気持ちになりました。