トランスフォーマー ザ☆コミックス
1984年に誕生して世界的な大ブームを巻き起こし、2007年からのスティーブン・スピルバーグ製作総指揮による映画シリーズも興行成績の記録を生み出し続ける、日本が生んだ世界的ロボットキャラクター『トランスフォーマー』。トランスフォーマーG1(ジェネレーション1)と言われる1984年~1991年に展開し、日本でのヒットを支えた『テレビマガジン』(講談社)連載のコミックスがついに完全版として電子コミックスで復活!
このコミックスは日本版トランスフォーマーの原案、キャラクターデザインをてがけた金田益実&まがみばん自らによって生み出された。テレビには登場しないキャラクターや設定なども登場し、純粋にSFコミックスとして楽しめるだけでなく、資料的価値も高い。具体的には、第1巻のウオッチボット、第2巻のダブルチェンジャー部隊、巨銃兵士ギルトール、第3巻の先代クロームドーム、ステッパー、アートファイアーなど。トランスフォーマーファンならだれしも目を奪われるシーンが次々展開する。
また、初の電子書籍化にあたり、『テレビマガジン』のカラーグラビア、情報ページなどに使われたイラストを電子オリジナル記事「ILLUSTRATION WORKS」に収録した。例えば第3巻ではロディマスコンボイの旅立ち、メガザラックの誕生とガルバトロンの死、地球での最終決戦などコミックス本編では深く語られなかった物語を劇的で緻密なイラストで見ることができる。
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戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーザ★コミックス
2007/06/15 15:22
原案に忠実なTFサーガ
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:流星雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外作品をやや日本寄りにした作品群を経て、金田益実氏の構想をアニメ以上に具体化した国産TF漫画を一挙収録した一冊。「ザ☆ヘッドマスターズ」ではシックスショットがダニエルと心を通わす回でウィングウルフとなり、月刊誌を逆手に取った高密度で楽しめ、次作に受け継がれる人間参加を以て締め括っています。その「超神マスターフォース」ではある意味TFらしからぬアニメの凄惨な殺戮はなく、地球デストロンの絆が濃密に描かれています。「V」はビクトリーズに和解なった両雄と娯楽性横溢の活劇たるアニメと方向性が異なり、優劣はつけられないでしょう。