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7件
てだれもんら
著者 中野シズカ(著者)
『メタモルフォーゼの縁側』の鶴谷香央理、大推薦。
「お庭のむせ返るような緑に、お料理の繊細な香りに、主人公たちの瑞々しく切ない心持ちに、世界の怖ろしさ美しさ可愛らしさに、四方八方から静かに刺されて息絶えました」
小料理割烹「薫風」で働く元ヤンの板前・星野トオル。“厄介”な庭の手入れを専門とする寡黙な庭師・鷹木明。週末には明の家で、ささやかな肴を作って晩酌を楽しむふたり。言葉にはしないけど漏れでちゃってるトオルの気持ち。明の本当の仕事には気づいていないけれど……。
美味しい料理とモノノ怪退治? 指先で魅せる手練れ者たちの謎めく愛しき物語、ご堪能あれ。
てだれもんら 2
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2019/09/15 18:48
静かに進んでいくお話
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ささ - この投稿者のレビュー一覧を見る
特殊な庭師と料理人が主人公です。
物語の起伏はそこまで激しくありません。あくまで日常。でも登場人物たちの五感や感情がじんわり伝わってきます。
2巻も楽しみです。
2019/11/24 06:07
いまはやりの食事系の話?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
と読み始めには思いました。トオル視点からだとBL、明サイドからだとサイキックあるいは物の怪ものでした。掲載誌的には明視点の話でも良さそうなのに、BL好きには嬉しいことに主人公はトオルらしい。とはいえ明に向ける気持ちはまだ乙女のようだし、明に至っては意識すらしてないしノンケである。中村あたりが明に粗忽に「彼氏ですよね」と言って欲しい。言わないものか…!
扉がいつもの美麗なトーン満載で良いです。次巻が楽しみ。
2020/10/11 22:26
てだれもんら
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶちねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の1ページ目で引き込まれました。庭にはあやかしがいて、それを手入れする「庭師」がいる。無口な庭師と元ヤン(に見える)料理人、手練れ者たちの美しい仕事が詰まってる。庭の怪の話は怪談みたいで怖いけど、日本庭園の景色がちょっと違って見えそうです。明とトオル、友也の過去に何があったんだろう、と気になる1巻の終わり方で、次が早く読みたいです。