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1件
ドーンダンス
著者 庄野晶(著者)
歌舞伎役者の養子であるにもかかわらず、歌舞伎に興味がなく演技もど下手クソの照親。一方、歌舞伎の才能に溢れているにもかかわらず、女が故に舞台にあがることができない邦。照親は自身の「演技をコピーする」という能力を使って、間接的に邦を舞台にあげようとするが・・・?アンバランスな二人がのし上がる歌舞伎の世界!鬼才、庄野晶が描く演技と演技の戦争を御覧あれ!
ドーンダンス 第1巻
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ドーンダンス 1
2024/03/01 19:03
すごく、おもしろかった!!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけとしグリーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶対オススメ!!
人を選ばず、万人にウケると思う。
かといって、ありがちなお話では全然なく、芯の通った独自のおもしろさがある。
歌舞伎のお家柄の養子・照親が、幼なじみの天才少女・邦の演技をコピーすることで、間接的に邦を舞台で輝かせる、高校生歌舞伎ストーリー。
照親の、邦への崇拝にも近い感情からは、危うさもあって目が離せない。
正反対な男子と女子が、すこし歪な関係を結びつつ、歌舞伎の世界でこれからどう成長するのか、とても楽しみ。
歌舞伎の描写も、圧巻。
絵が美麗で、演目の内容もすんなり頭に入るうえに、役柄を演じるキャラ自身の個性も伝わってくる。
中性的な顔立ちの照親とか、食えない雰囲気のメガネキャラの大和とか、登場人物の見た目も、とても好みだった。
サブキャラも魅力的なので、今後、彼らの深堀もあったら嬉しい。
装丁からも、紙選びなどにこだわりを感じるので、可能なら紙版がオススメ。