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4件
小迎裕美子の枕草子・紫式部日記シリーズ
2014年に刊行された『本日もいとをかし!! 枕草子』に、新たな描き下ろし16ページと修正を加えた、最新版。『春はあけぼの』だけじゃない!古典だからと倦厭されがちな『枕草子』。実際は、清少納言のするどい観察眼が冴え渡る秀逸のエッセイ。これを、人気イラストレーター・小迎裕美子がコミックエッセイとしてよみがえらせる!【にくらしいこと】「急ぎの用があるときにかぎって、長々とおしゃべりする人」「イマカレが、モトカノの話をしたとき」「ドアを開けっ放しで去る人」「騒いで いる子どもを注意しない母親」【失敗したこと】「悪口を言っている相手が、真後ろにいたとき」「みんなが泣いているのに自分だけ泣けないとき」【胸がドキドキすること】「彼がくると行った日の、雨の音や風の音」「秘密の恋のお相手の噂話」「親が『最近具合が悪くて・・・・・・』」と言ったとき」。など、女同士の本音と建前、恋人との駆け引き、彼女の好きなもの、嫌いなものなど、現代女性が共感できる内容満載。中宮・定子との美しい思い出や、イケメン貴族たちとのロマンスのお話も満載。テストにも役立つ、『枕草子』原文付き!
新編 人生はあはれなり… 紫式部日記
05/01まで通常1,320円
税込 660 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
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2024/06/23 17:02
「枕草子」と言えば「春はあけぼのだー」と思っている方には衝撃の内容、衝撃の面白さ
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「枕草子」超入門。約300編の章段の中から、小迎氏が特に共感した部分を選りすぐり、マンガ化したもの。「枕草子」と言えば「春はあけぼのだー」と思っている方(私もそうでした)には衝撃の内容、衝撃の面白さ。1000年前も今も人間関係の機微は変わらないということを教えてくれます。例えば、「まだ先と思うモノほど怠けがちになる」なんて、日常茶飯事。近くて遠いものとして「兄弟や親戚」ということも、歳を取ると身に染みます。続編の「紫式部日記」と合わせて読むと二人のキャラの違いが鮮明に分かって、面白さ倍増します。
2024/06/22 18:08
「人間紫式部」を知る超入門書
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「紫式部日記」は個人的な日記ではなく、メインは彰子出産等の公的記録。そして、所々に自身の中宮女房としての私的な思いが記され、その中に清少納言の批判も書かれているとのこと。本書ではそんな日記から、紫式部の人となりが分かるエピソードを中心に紹介。面白おかしく、しかも大半は漫画なので、退屈することなく、あっという間に読了。「人間紫式部」を知る超入門書ですので、「原文で読むのは敬遠する(私もですが)」という方にはお勧めします。紫式部のネガティブ思考は、案外日本人に多いタイプではないかと思ったのでした。
2024/03/08 18:29
いとをかし
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投稿者:micchi - この投稿者のレビュー一覧を見る
枕草子が書かれた背景が分かり、様々な状況で書かれた「いとをかし」。
最後のいとをかしがどーんと書かれたページでは、感動max。
構成も素晴らしい。