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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 1件

うたかたの日々

著者 岡崎京子

肺のなかで睡蓮が成長する病に罹った恋人・クロエを助けようとする主人公・コラン。

パリを舞台に繰り広げられる、シュールで切ないボリス・ヴィアンの青春小説をコミック化した意欲作。

※本タイトルの電子書籍は紙版書籍のスキャニングによる手法で制作しているため、極一部のページに文字切れが生じている場合がございます。予めご了承ください。

うたかたの日々

税込 1,870 17pt

うたかたの日々

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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うたかたの日々

2003/06/29 16:25

キュートで、やるせない

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 寡聞にして、単行本がでてしばらくするまで、岡崎京子がボリス・ヴァインの「うたかたの日々」をマンガ化しているとは知らなかった。ご多分にもれず、わたしの周りにも、岡崎京子のファンというか信者たちは相当数いて、彼らから流れてくる風評も芳しいものばかり。原作の小説は相当に好きなさくひんだったが、あのシュールな作品をどのようにマンガ化/視覚化するのか、という興味もあって、手を出してみた。
 なにぶん、原作を読んだのが相当に昔のことなので、細部のかなりの部分が忘却の彼方に飛び去っているけど、記憶している部分に限っていえば、当初想像していた以上に原作に忠実だった。コランは坊っちゃんだし、クロエはクールビューティだし、シックはパルトル・ヲタクで、ニコラは格好いい。ネズミがいい味だしてたけど、これは原作にあったかなぁ? 記憶にない。けど、ラストの「十一人の盲目の娘たち」のくだりの文章は覚えているから、ひょっとしたら原作にも居たのかもしれない。
 さすがにスケートで体がバラバラになるようなところは省略されていたけど、クロエの病状が進むにつれてコランの屋敷がどんどん荒んでいくような視覚的に効果のある部分はしっかりと押さえているし、なにより原作読んだときの痛切な、やるせない感じを追体験出来たのは幸いだった。

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うたかたの日々

2003/06/14 12:41

「Olive」休刊のニュースが流れた日

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koeda - この投稿者のレビュー一覧を見る

CUTIE連載から数年を経ての単行本化に、私は、この本を手にする日を待ち望んでいた人々がたくさんいた事を嬉しく思い、そして、そんな人々が共有しているはずの、たくさんのキーワードを懐かしく、ひとつひとつ、思い浮かべる。
90年代 ー フリッパーズ・ギター、ネオ・アコースティック、アニエスb、真っ赤なポータブル・レコードプレーヤー、セントジェームスのボーダーシャツ、ピチカート・ファイヴのCDのまるでオブジェのようなジャケット、レコード・ショップ巡りの後、お洒落な椅子のあるカフェでカプチーノを片手に、最新号のオリーウ゛をめくりながら、カヒミ・カリィの美しさにうっとりしたり…
後に「渋谷系」と記号化された時代の中で、それらのアイテムが放つ魅力に、私達は夢中だった。そして、2000年をとっくに過ぎた今も、醒めぬまま夢中でいる。決して恥ずかしい事ではない。どんなに完璧に美しい日々もいつかは必ず泡と帰す事、それほど時間は容赦なく過酷なまでに流れていく事を、オカザキ先生の連載を愛読した私達は、すでに学んでいたのだから。クロエの胸に巣食った睡蓮は、実は誰の胸の中にもあり、気付かないうちに花開いて枯れてしまうのだ。コランの年齢をいつのまにか追い抜いてしまった私達は、そんな日がいつかやってくる事を教える内容でありながら、気高い華やかな光を放つこの作品の本当の素晴らしさを、本作を今読み返す事であらためて知る事になるだろう。

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うたかたの日々

2003/12/23 22:37

Mice

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すなねずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

(ストーリーについて説明するつもりはなくて、きわめて個人的な感想だけを書くつもり。「何様ぁ!」と言われようとも。ごめんなさい。)

仕事帰りに駅前の本屋の6Fにある漫画コーナーで、「すいません、ちょっと出版社とかわからないんですけど…ええと、岡崎京子さんの<うたかたの日々>っていう本なんですけど、ありますか?」と訊ねると、少し痩せて眼鏡をかけた男の店員さんは、すばやくクールに「えーと、こちらですね」と言いながら、風を切るように颯爽と歩いていった。

<(コックの)ニコラ>
ニコラがクールで格好よかった。こんな男になりたいと思った。ならなければいけないと思った。

「親しさは許されるでしょうが、けじめは必要です」(ニコラ)

<ケーキは、デューク・エリントンの編曲による「クロエ」を演奏した。ケーキを割るとシック用にパルトルの新論文が一つとコラン用にクロエとのデートが入っていた>


<ネズミ>
ネズミが健気で、とても、やさしかった。こんなふうになりたいと思った。なれるだろうかと思った。

<ネズミはクロエの乳房にのってふんばりドレスを着るように諭した。彼はけっこうしっかりものなのだった>

「わかったわ モラリストさん。観念してお洋服を着るわ」(クロエ)

ネズミは、コランとニコラが喧嘩別れする場面を、食べかけのチーズをほったらかして、悲しげに、少しふるえながら、見つめている。

「ああ あなたにはうんざりだ ああ うんざりだ うんざり うんざり うんざりした」(ニコラ)

クロエの病状の進行とともに荒廃してゆくふたりの部屋に。

「あんまり暗くなりすぎると 光をもってきてくれるのよ…」(クロエ)


<ネズミは二つの小さい目を閉じると、(再び)自分の首を猫の顎にのせた。猫は注意深く尖った犬歯を(柔らかい灰色の)小さい首(の上)にゆっくり(と)置いた。(ネズミの黒い髭が猫の髭と混じりあった。)猫はふさふさしたしっぽを(ほどくと)歩道の上に垂れ伸ばした>


少し安易だなと感じつつも、村上春樹さんの「風の歌を聴け」を思い出した。

「何故本ばかり読む?」
 僕は鰺の最後の一切をビールと一緒に飲みこんでから皿を片付け、傍に置いた読みかけの「感情教育」を手に取ってパラパラとページを繰った。
「フローベルがもう死んじまった人間だからさ。」
「生きてる作家の本は読まない?」
「生きてる作家になんてなんの価値もないよ。」
「何故?」
「死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな。」
 僕はカウンターの中にあるポータブル・テレビの「ルート66」の再放送を眺めながらそう答えた。鼠はまたしばらく考え込んだ。
「ねえ、生身の人間はどう? 大抵のことは許せない?」
…………
「不思議だね。俺にはよくわからない。」
 鼠はそう言った。
(村上春樹「風の歌を聴け」)


「ぼくが求めているのは、みんなが幸せになることじゃないんだ。おのおの各人が幸せになることさ」(コラン)

読み終わって、その「言葉」に間違いがあったのかもしれないと思った。「だから、お前は単純すぎるって言うんや」という、少し呆れたような声が聴こえてきた。

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