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蒼の封印
著者 篠原 千絵
蒼子(そうこ)は高校1年生。転校初日から気分が優れない蒼子だが、美しい彼女は学校 の不良のボス・香椎(かしい)に目をつけられる。保健室で香椎に襲われた蒼子は気を失 ってしまうのだが、気がつくと香椎の姿は見えず、彼の服だけが残されていた。翌日、心 配しつつ学校に来た蒼子は、香椎が見知らぬ男に替わっていることに気づく。だが、クラ スメートはいつもと変わらぬ様子。怖くなる蒼子に、姿の変わった香椎が近づく。彼の本 当の名は彬(あきら)。「西家」の“白虎”なのだという。彼は、鬼門復活を目指す「東 家」の“蒼龍”を倒すために生まれたと告白する。自分がその蒼龍という人喰い鬼だと言われた蒼子だが…!? ●収録作品 蒼の封印
蒼の封印 11
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2015/10/04 20:06
11巻一気に読みました
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かもちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
20年以上前の作品なのに、まったく古さを感じさせない。ヒロインの揺れ動く心理描写が絶妙。「優柔不断」さに何度かイラっとさせられたけど、16歳の女の子であることを思えば、それもまたリアル。完全無欠なヒロインでないところがいい。後半はどんどん状況がカオス化して、最後はどうまとめるのかとハラハラしたが、エンディングもまた見事。また、作中で問題提起された環境や共存といったテーマは、現在において、この作品が描かれた当時よりもずっと重い問いかけとなっている。
2025/01/28 21:27
完結
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰かを心から愛するってこういうことなのだろうな。使命感と責任感に苦悩しながらも強く惹かれ合う彬と蒼子、高雄の想いが狂おしいくらいに切なくて、最後の最後まで残酷でいて耽美な物語の世界に没頭出来ました。
2025/01/28 21:24
聖地
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
白虎の能力が凄いです。蒼子に対しては優しい人だけど、他の鬼には容赦なく冷徹で、人間視点と鬼視点の両方で見ちゃうと、どうしたら良いかわからなくなる蒼子の気持ちがよくわかります。高雄は何故ここまで頑なに…。どんな理由があるのか、どんな結末を迎えるのか。最終巻が楽しみです。