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75件
黄昏流星群
著者 弘兼憲史(著)
老人にだって恋心がある。人生の黄昏時にだって激しく輝く愛がある。弘兼憲史が、そんなコミックの未踏の領域に渾身の力で挑む。52歳の盛本芳春は、入社以来、30年間わき目もふらず仕事に励み、現在は銀行支店長の座にいる。会社人間で、本社への復帰を夢見ていたが、ある日系列会社への出向を打診され、呆然。自分の人生に疑問を感じて、ヤケ気味にスイス・マッターホルンへの旅行を決意。そこで優雅で上品な妙齢の日本人女性、誠子と知り合う。
黄昏流星群 75
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黄昏流星群 34 (ビッグコミックス)
2009/03/01 21:17
話は面白いんだけど瑕瑾があると…。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この回の主人公を養子に迎えた土木技術には長けても、刀はからっきしダメ、という他藩から流れてきた中級武士が実は希代の剣士、という設定は面白い。しかし、寛政年間という設定なのに、主人公が、まだ開港前で漁村だったはずの横浜から「禁じられている洋書」を購入した友人から借りる、という手紙が出て来る。享保の改革からキリスト教関係の書籍でもない限り、洋書全般が禁書ではなくなっているし、キリスト教関係の書籍でも密輸される事があった、というから、?だ。それに、この時代にドイツ語を教えるところが日本にあるかどうか。オランダ語以外では英語か、フランス語、それともロシア語ぐらいか?幕末ならいざ知らず、長崎から上がってきた蘭書を借りる、という話にしてもらわないと、興醒めする。
2015/08/14 20:53
大人のエロス或いは弘兼憲史ワールドを堪能せよ!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aoyama43 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「黄昏流星群」のシリーズは、どのストーリーもちょっと感傷的で、尚かつ人生のペーソスを味わわせる世界を描いている。そこにまた、そこはかとないエロスを感じる場面が必ず登場する。男であるなら、そこのところをしっかり味わって、決して損はないだろう。まあ、女性向というより、男性向きの世界であり、ある意味で決して女性には理解できないだろうというのは、ちょっと言いすぎか。(女性に失礼であったかもしれない。)特に好きなストーリーをいくつか挙げることはできるが、今回はやめておこう。どの巻でもいい。まだの方は、ぜひ読んでほしい。決して後悔はしない。日本を代表する漫画家の一人であることは、誰も否定できないだろう。氏の夫人の世界とは、似ているようで似ていない。
2016/03/11 21:38
面白い!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
無料なので読んでみましたが、面白かった!中身も濃いし、得した気分です。考えてみたらこの話は不倫モノで、けしからん話なのですが、なぜか好感がもてました。主人公が正直に生きてるからかな。娘婿や娘の浮気相手に対する主人公のリアクション、娘の結婚式を「今までたくさんの結婚式に出たけど、これは最悪の結婚式だ」と考える主人公に共感しました。