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電子書籍
夢の上3 - 光輝晶・闇輝晶
著者 多崎礼 (著)
サマーアの空を覆う神の呪いは砕け散る。そして――夜の王に提示された光輝晶はあと二つ。残されし想いや夢はどこに行くのだろう? シリーズ、ここに完結。
夢の上3 - 光輝晶・闇輝晶
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書店員レビュー
夜の王へ夢売りが見せ...
ジュンク堂書店千日前店さん
夜の王へ夢売りが見せる、6つの結晶に封じられた6人の「叶わなかった夢」の物語。
そして、それらが織り上げるひとつの物語。
最終巻です。
「夢のような人生」が守り、「沈黙の誓い」が支え、「復讐者の遺言」が残し、「夢の果て」のその先にあったもの。
叶わぬ夢は何処へ辿り着いたのか。
一話毎に語り手・視点が変わることで同じ出来事/言動の裏側や真意を何度も翻すという、緻密な構成のもと紡ぎ出され辿り着いたそれは、二重三重の意味で「王道」とも言うべきものでした。
「王道」を歩むことがどういうものであるのか。
「王道」を「王道」として活かすだけの筆力でもって描かれるこの物語、叶わぬ夢の行く先を、見届けていただきたいと思います。
追記:
全編読了後には是非、あとがきで示唆されている執筆のきっかけとなったものを探して、お読みいただきたい。
読んできた様々な場面が蘇り、音楽で言えば最後の一音のように強く優しい余韻を与えてくれることでしょう。
個人的には、これを読んでようやくエンドマークを付けられたようでもありました。
(卯)
紙の本
あなたの夢の上も
2012/06/28 15:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はとこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終巻。
基本的に同じ時代の同じ事柄を別視点で書いてあるので、冗長になるかと思いきやそうはならないのがすごい。
とうとう二人の神宿、アライスとツェドカの物語です。
二人は常に対の立場にある。
男と女。光と影。本物と偽物。
最終巻にふさわしいラストでした!
物語は終わるけれど、人の夢はきっと終わらない。
私たちの夢もいつか結晶になり、誰かが上をゆくのかも知れませんね。
紙の本
全ての謎が明らかに
2012/01/29 20:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最終巻で、6部のうちの5章と6章が収録されています。
一つの国の物語が6人の視点で描かれるので多少重複する部分が出てきてくどく感じる部分もありますが、
それを補って余りあるほど構成が素晴らしいです。
タイトルに込められている思いにも唸ってしまいます。
今からでしたら3冊一気に読むことをお勧めします。
電子書籍
読み始めたらとまらないファンタジー
2015/12/13 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uri - この投稿者のレビュー一覧を見る
もしかしたら最終巻は重複する内容も多く、読むペースをおとしてしまうかもしれない。でもあきらめず、最後まで見届けて欲しいです。重複する内容にも、意味があることがわかります。それがラストの盛り上がりに大きく繋がると思います。正直、こんなに感動するとは思わなかったです。
まだスピンオフがある。そのことがこんなにも嬉しいなんて。「サウガ城の六騎将」楽しみ。