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鬼平犯科帳<巻の41> 毒/雨隠れの鶴吉
著者 池波正太郎
陰陽師・山口天竜の懐中物を、若い男がすれちがいざまに掏り取った。それを見た長谷川平蔵は、男を追いかけ懐中物をとり戻したのだが、はて妙な、三十両という大金が包まれていた袱紗...
鬼平犯科帳<巻の41> 毒/雨隠れの鶴吉
商品説明
陰陽師・山口天竜の懐中物を、若い男がすれちがいざまに掏り取った。それを見た長谷川平蔵は、男を追いかけ懐中物をとり戻したのだが、はて妙な、三十両という大金が包まれていた袱紗に、なにやら薬包のようなものが縫いこめられていた──『毒』。雨隠れの鶴吉は〔引き込み〕専門の盗賊。若いころ江戸を出奔し、上方でくらしていたのだが、十二年ぶりに江戸へ戻って来た。ところが、偶然に乳母と再会、実家の大店の若旦那におさまるはめになってしまった──『雨隠れの鶴吉』。
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