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考えるヒント
著者 小林秀雄 (著)
「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性...
考えるヒント
考えるヒント 新装版 1 (文春文庫)
商品説明
「常識を守ることは難かしいのである。文明が、やたらに専門家を要求しているからだ。私達常識人は、専門的知識に、おどかされ通しで、気が弱くなっている。私のように、常識の健全性を、専門家に確めてもらうというような面白くない事にもなる。(中略)生半可な知識でも、ともかく知識である事には変りはないという馬鹿な考えは捨てた方がよい。その点では、現代の知識人の多くが、どうにもならぬ科学軽信家になり下っているように思われる」(本文より)
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紙の本
名作
2016/02/02 10:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
「こんな事は誰もが知っていることだが」と前置きがある事柄について知らなかった時、読んでいて自分の知識不足に不安と焦りを感じた。とりあえず、そういう危機感を持てて良かった・・・もっと本を読もう!
紙の本
小林秀雄の精神を継ぐ者は?
2020/03/20 21:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小林秀雄を読んでいると、必ず、池田晶子が思い出されます。
彼の精神を彼女が継いだと思いますが、では彼らの精神を今の時代に、誰が継いで本を書いてくれるのだろう?と思ったとき、私にはわかりません。
ただ、私が知らないだけで、もう本が出ているのかもしれません。
でも、今は、小林秀雄と池田晶子を読み、考えることをしたいと思います。