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天駆ける皇子
著者 藤ノ木陵 (著)
大王が崩御し、皇位継承争いに名乗りを上げた穴穂部王子。豪族・物部氏の後押しで野望に燃える穴穂部王子だったが、有力視されるのは、蘇我氏が後押しする豊日王子だった。一方、祖国...
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天駆ける皇子
商品説明
大王が崩御し、皇位継承争いに名乗りを上げた穴穂部王子。豪族・物部氏の後押しで野望に燃える穴穂部王子だったが、有力視されるのは、蘇我氏が後押しする豊日王子だった。一方、祖国を離れていた装刀工人・長順のもとに突然、装刀の技術を取り入れた特注の鞍を作るよう命令が出る。次期大王の座は誰が勝ち取るのか、そして、この華やかな鞍は、誰の為に作られるのか。まったく繋がりのない二人は、いつしか運命の力で引き寄せられ、壮大な歴史の渦に巻き込まれていく……。
著者紹介
藤ノ木陵 (著)
- 略歴
- 1982年横浜市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハーレクイン・ショート・ラブストーリー・コンテスト大賞受賞。著書に「駒、玉のちりとなり」がある。
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うまい。
2017/07/27 20:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物像の造形がすばらしい。
皇子と渡来人の工という二人の主人公の対比がいい。
その周辺の人々もいい。
展開は古代史に踏み込んだ人なら、結末までは読み切れると思うが、それに血肉を与えたのは登場人物たちだと思う。