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投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
田沼意次の時代以降。明暦の大火で変わり行く江戸で腕が立つ浪人が活躍する。江戸で共に学んだ友を切り、将来を約した女を置き藩を出る。深川という舞台が物語を面白くする。
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ただいま居眠り磐音シリーズにはまっています。直心影流の達人でありながら、藩政を正そうとしたことで陰謀に巻き込まれ浪人暮らしを余儀なくされた坂崎磐音。
彼の誠実な人柄としなやかな剣技、そして彼に惹かれ関わる江戸の人々の息吹が活き活きと描写され飽きさせません。ただいま3巻目(花芒ノ海)を楽しんでおります。
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12月26日再読。最新刊まで読んでから、これを読み返してみると、かなりの矛盾が目に付いた。これでは佐々木道場が改築したらしいとか出てきているのに、最新刊でも『念願の改築』が済んだばっかりだし。多分、最初はこんなに長く続くとは思っていないで、それほど深い設定を決めずに書いたんだろうなぁ。
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新たな時代物シリーズを発見した。これは相当おもしろい。現在20巻弱出ているが、ゆっくり読んでいる。シリーズ物はたくさん続くという期待と、終わりがあるという寂しさがあり、複雑な心境。
とにかくおもしろい。
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佐伯さんの著作でこれまでに読んだものは、唯1冊「ダブルシティ」
http://mogura7.zenno.info/~et/xoops/modules/amaxoop2/article.php?lid=1487
があるきりでした。それも10年以上も前。
最近はもっぱら時代物のようですね。しかも、NHKでドラマ化されるとかもあって、本屋さんでは平積み状態。ついそそられて読んでみることとしました。
ただこの10年ばかり、時代物は、ほとんど峰隆一郎さんの作品のみにどっぷり(約150作品)で、かの作品群を読み出してしまうと、普通の時代物に戻れなくなるんじゃないかという不安もありましたが、いかにもNHKドラマ向きの、好青年の剣士が主役の人情味あふれる作品で、これはこれで楽しめました。
峰さんの作品と比べて、同じく浪人を主役におきながら、人物像といい、剣戟描写といい、まるで対極にあるかのような作品でしたが、峰さんも他界し、かの作品で出回っているものはほぼ読み尽くしてしまったので、今回を契機に、ここしばらくは佐伯さんの作品とお付き合いしてみようかとも思っています。
(2007/7/17)
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最近、時代物小説を読み始めたのですが、佐伯氏のは初。TVドラマの初回を見て、読んでみる気になりました。そして、あっという間に読み終わっちゃいました。シリーズ物というのが嬉しいです。あと20冊も読めると思うとまたさらに嬉しい。2007.9.5
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面白かった。
するするっと読みやすいし、ちゃんと江戸時代しているのがいいかな、と。
読んでいるうちに、
漫画、るろうに剣心の剣心を思い出してしまったのだけど、
それはどことなーく、主人公の雰囲気が似ているからかもしれない。
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「伊那衆〜」の主人公といい、この作家さんの主人公はかなり魅力的。
驚くほど強い磐音のチャンバラが気分爽快。
主人公を好きになって読めるから、話も面白い。
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遅ればせながらの感がありつつも、TVドラマの原作を読んだ。時代小説を自分で買ったのは初めてのこと。
読み続けるか分からなかったので、最初は第1巻のみを購入し、様子を見ようと思ったが、読みやすく、ついつい引き込まれ、翌日には残りをAmazonで一気に購入、そして一気読み。
しかし、一気に読んでみると、第1巻から最新刊になると、登場人物が随分「良い人」だらけになってきている。特に、主人公と深い関わりを持つようになる両替商の老分番頭由蔵は、もちろん、人物としても好人物なのだが、それだけでなく、最初の頃は「さすが大店の番頭」と思うほどに主人公に対してもしたたかな一面を持っていた(主人公を用心棒として雇っていた最中には払う金額も多かったが、事件が解決したときにはそれほど多くの報酬は支払われなかったところなどは、その最たるところだろう)。それが、段々、主人公に対して、「生活にお困りなら仕事を創って差し上げるのに」というほどに、甘くなっていく。
さらには、当初は江戸深川での長屋に住んでいた主人公が、あれやこれやの曲折を経て、当初は日々の食事にも困る有様だったのが、今では江戸でも実力随一の剣士となり、継嗣のいない師匠の道場の後継になる(しかも、その道場は幕臣でないにもかかわらず、何故か幕府との関わりが深い)という「出世」を果たしてしまった。それだけでなく、まるでこの主人公が福の神のように、周囲の人をどんどん巻き込んで、家を復興させたり、予想外の収入を得させたりと、なぜかうまい具合に都合のいい方向へ話が進んでいく(つまり、後味の悪さが全くないと言える)。
作者自身も言っているように、読了後さわやかな気分になるもの、ある意味「理想の江戸時代」を描いているというのは、正にその通りなのだろう。事実、時代考証としては「あり得ないのではないだろうか」と思ってしまうようなことも、ない訳ではない(もっとも、専門家ではないので、私が勝手にあり得ないと思っているだけで、実際にはあり得ることなのかもしれないが)。
個人的には、長屋生活を軸とした庶民の生活を中心に描いてほしいとも思うのだが、話の展開を考えるとどうも、武家社会の政治に関わる話が主軸になりそうなだ。それはそれで、面白いのかもしれないが、江戸時代の徳川幕府の内部の話となるとさすがに史実から離れてしまう訳にもいかず、どこか制限されてしまい、フィクションとしての面白さがなくなってしまうのではないかと、いらぬ心配をしてしまう。
ともあれ、どうやら、このシリーズ、終了するまでには、作者の現時点での予想では50冊くらいになるのではないかとのこと。まだ、折り返し地点にも来ていないということになる。読む楽しみが増えたが、随分先の長い話になりそうだ。
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08/6/12 日経新聞の特集を読んで試しに購入 漫画的な軽い感じでサクサクと読める。それでいて江戸文化の匂いを感じるところができる。時代小説っていうのもなかなかいいかも。
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いやー久しぶりに面白い時代劇読んだよーしかも20数巻あってまだまだ楽しめるなんて幸せ。NHKドラマで気になって原作サイト見に行って、この先どうなるかをちょっと齧ってすぐに、原作読むことを決めたもんvv(でもちょうど今週まさに二人の結婚話になったけどvv)ドラマのキャスティングはなかなかイケていて、そのイメージで読んでおおむね間違いないのもいいね。しかも作者の人は非常に日本語が達者で、筋のいい綺麗な地の文が、漢字の勉強にもなるのだよ。
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ドラマから入りまして、原作も読もうかなあと言っていたら母親が所謂大人買いをしてきてくれました(大人の経済力って…)。とりあえず一巻読了。読みやすいので時代小説初心者の自分でも楽しく読めました。結構コメディタッチなところとかも有るんですよね。今現在二十冊ほどがバベルの様に積み上がっているので、これから読もうと思います。
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居眠り磐音江戸草紙シリーズ1〜豊後関前藩の中老の跡継ぎに生まれた坂崎磐音は江戸勤番を3年務め,祝言を控えて国許に帰ったが,一緒に帰国した竹馬の友が,城下に広まった妻の噂を真に受けて酔って殺害してしまうが,それは第二の友の妹であった。友同士の殺し合いに決着をつけたのは直新影流の達人の剣であったが,それは許嫁の家を断絶することに繋がった。嫌気がさした磐音は江戸に出奔し,深川六間堀で浪人暮らしを始めたが,田沼意次の発行した南鐐銀に纏わる両替商同士の暗闘に巻き込まれていく〜田沼政治は批判されることが多いが,それはどうかな?という視点も多くなっている。南鐐銀は金と銀の交換比率を固定し,物価を安定させる目的があったのだ・・・と。なかなか,いいキャラクターだが,どこら辺から汚れていくんだろうか?それを楽しみにするのはひねくれもんか!
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何気なく手にしたところが、すっかりハマりました。NHKでもドラマ化されるなど、最近の時代小説の中でも秀逸な作品。
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ネットの大切な友人のオススメだったので手に取ってみた。もともと時代小説は嫌いではないので、あっという間に読了。何といっても磐音の人柄がいい!!こんなにさわやかで欲がなくて賢くて剣も強いなんてそりゃ、堂々たる主人公。しょっぱなから友人たちとの悲しいお話でぐぐっと引き寄せてくれたけれど、「こんだけ重い話を前振りで使うなんてもったいない」と思っていたくらい。その悲しい事件を乗り越えて、江戸に出てきて浪人暮らしする磐音。時々国の元許婚のことを思い出してしまうのがまた切ない感じ。中盤以降、田沼意次の財政改革に磐音が巻き込まれていくのだけれど、現代の「二千円札」にもどこか通じるような気がする。江戸情緒はたっぷり。今後もシリーズに明け暮れるんだろうな。時代モノはシリーズが多いけれど、御宿かわせみに続いてこんなのまで手を出してしまってあたしはどうするのだろう…(汗)。