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仕事の禁句変換辞典
著者 中塚千恵 (編著) , 「コトバ最適化」研究会 (編著)
「あのとき、こう言えばよかった」 「あのとき、ちゃんと話しておけばよかった」 「やっぱり、自分のコトバで意見を言いたかった」 言いたいことはあっても、伝える言葉を持ってい...
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商品説明
「あのとき、こう言えばよかった」 「あのとき、ちゃんと話しておけばよかった」 「やっぱり、自分のコトバで意見を言いたかった」 言いたいことはあっても、伝える言葉を持っていなかったがために、こんな後悔をすることは多いのではないか。 本書では、人と人の関係をつなぐ『コトバ』のうち、ビジネスシーンで使われる『コトバ』のよりよい使い方を考える。 なかでも、「ほめる」「激励する」といった、誰もが素直に発言できるビジネスシーンではなく、「頼む」「断りを入れる」「批判する」「謝る」「悪く言われる人を別の表現で言い換える」といった、躊躇してコトバを使うシーンを選んだ。そんな場面こそ、何も考えずに自分の想いをそのままコトバにしてしまうのではなく、ラッピングされた『コトバ』が必要である。(「はじめに」より)
著者紹介
中塚千恵 (編著)
- 略歴
- 東京生まれ。法政大学大学院経営学専攻修士課程修了。経営学修士号(MBA)取得。多摩大学非常勤講師。
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紙の本
言葉遣いは難しい
2006/10/23 20:05
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
単刀直入にものをいうばかりだと、人間関係がぎすぎすするから避けるべきだ。ましてやビジネスシーンでは、相手を選べないのだから、いっそう大事で「コトバのラッピング」が必要になる。
〈1章 頼む〉〈2章 批判する〉〈3章 断りを入れる〉〈4章 人物表現〉〈5章 謝る〉、50の言い換え(サンプル)が載っている。例えば〈2章 批判する〉で、「もっとわかりやすく話してください」を変換するサンプルは「凡人には理解しにくいのですが」。こう言えば、熱弁をふるっている割には中身が支離滅裂の人に対して、ブレーキをかけられるかもしれない。あくまでも理解ができないのは「私」の能力のせいでございます、といえば角が立たないのだ。
〈3章 断りを入れる〉では「お断りします」を変換するサンプルは「今回は残念ですが、次回はぜひ」。これは、よく使われているだろう。「次回」の予定もわからないのに、断っている人も、断られている人も、それで納得するのが“大人”の対応なのである。
24サンプルと半分近いページ数を占めているのは〈4章 人物表現〉である。「何の意見もない人」→「中立的な人」、「人の意見を聞かない人」→「強い信念を持っている人」、「論理的でない人」→「右脳がとても発達している人」など。それぞれ変換の妙があるので面白いのだが、よく考えればそれをビジネスシーンで使うことがあるのか、私には疑問だ。「論理的でない人」であることは、自分で承知していればいいことで、改めて「右脳がとても発達している人」と変換するには及ばない。また、社内外の人に対して、そのような紹介は不要ではないだろうか。