- 販売開始日: 2012/05/09
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- ISBN:978-4-8291-1372-1
魔法戦士リウイ 剣の国の魔法戦士
リウイはオーファンの魔術師ギルドに所属する若い魔法使いだった。だが研究よりも冒険を好み、ミレル、メリッサ、ジーニという女性ばかりの仲間とともに、運と腕まかせの日々に明け暮...
魔法戦士リウイ 剣の国の魔法戦士
商品説明
リウイはオーファンの魔術師ギルドに所属する若い魔法使いだった。だが研究よりも冒険を好み、ミレル、メリッサ、ジーニという女性ばかりの仲間とともに、運と腕まかせの日々に明け暮れていた。そんなある日、魔術師ギルドのラヴェルナ導師から呼びだしを受けたリウイは、そこでギルドの後継者フォルテスの密謀を知る。独力で解決をはかるリウイをよそに、事件は思わぬ展開を見せはじめた…。水野良が贈る、アレクラスト・サーガここに開幕。
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最近、多いですね、新装版(笑)
2001/11/02 01:11
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投稿者:エリック@ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同名小説の新装版。これといって特徴深い新装版ではなく、単に人気の出た短編シリーズと背表紙、及び、挿絵を統一するために出版された一冊といえるだろう。どうも、最近、水野良関係の書籍にこの手の「間を持たせる為の取りあえずの」新装版が多いような気がするが、気のせいであろうか?
内容に関しては、旧作と同様、面白いし、作品としては特に文句を言うところはないのだが、新装版である事を踏まえると、もう少し著者の配慮がほしい。本編の後書きにもあるように、確かに、所々、話に整合性を持たせるための加筆修正がされているものの、注意して読まないとその違いすら分からない。旧作と表紙を変えただけでは殆ど見分けがつかない。別段、著者に対して批判をするつもりはないのだが、これでは本当にただ新装しただけの作品だろう。
個人的には、挿絵自体はとても美しいとは思うが、一方で、やけに誇張されたコスチュームが目に付く。小説は挿絵で読むものではないので、目くじらを立てるのもどうかとは思うが、そもそも、挿絵はイメージを膨らませる材料として用いられている筈なので、もう少し作品の中身と照らし合わせる必要があると思う。
この「リウイ」シリーズ自体が、ソードワールドから独立しつつある作品であり、最近はアニメ化もされるなどメディアミックスが盛んではある。人気があるのは喜ばしい事だが、個人的には本来の世界観は崩してくれるな、と切に願ってもいる。
このシリーズは読み物として、とても面白いので、短編を経たところの作品として読む分には問題ないが、新装版を出すのであれば、もう少し期待させて欲しいと評者には感じられた。
最も、初めて読む人にとっては、今回の作品が「初めて」の長編になるので、その意味では良いのかもしれない。ともあれ、内容に関しては実際に読んでみて欲しい。