- 販売開始日: 2011/10/01
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-314295-2
茄子(2)
著者 黒田硫黄 (著)
国重(くにしげ)と有野(ありの)はキャッチボール友達。国重が一人暮らしを始めてまもないある日、有野は突然、しばらくの間インドに行くと国重に告げる。それを聞いた国重は、イン...
茄子(2)
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商品説明
国重(くにしげ)と有野(ありの)はキャッチボール友達。国重が一人暮らしを始めてまもないある日、有野は突然、しばらくの間インドに行くと国重に告げる。それを聞いた国重は、インドに行く前にキャッチボールしようと誘う。――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
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“添えっぷり”の黒田さん
2002/07/29 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:明石家ペコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画界の申し子・黒田硫黄の『茄子』第二巻。何をして「申し子」と呼ばせるか。漫画でしか描写しようがないカット割りや(特徴的な)擬音。とクリシェを用いても始まらない。
食卓の上で添え物としての役割が多いように、本書においても茄子は添え物である。人間模様の隙間にはかならず「食」があり、そのなかに茄子もある。ただそれだけといってよい。だが各話揃ってけして「それだけ」の中身ではない。素材もまた添え物なのだ。キャラクターも表現も描線も小道具も添え物なのだ。料理とは添え物の総動員なのだ。そして、この添えっぷりこそが(実際に料理が趣味だという)黒田硫黄の反射神経=才能ではないだろうか。
ところで「食卓の上の焼き茄子」といえば丸一冊に値するかしら、ね(一冊となると「食卓を食み出る怪人茄子男」クラスかなー)。
表紙も傑作。
茄子、で2巻までいくとはスゴイぞ。
2002/06/09 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:REN - この投稿者のレビュー一覧を見る
美男美少女なんてなんだか飽きたな、とこの人の漫画を見ると思う。この人の書くキャラはまったく美男美女ではない。むしろ、主人公的な登場人物はおやじだ。だけれど、その一コマ一コマに生きてるって感じがただよっていて、いい表情だぁ、と思う。
今回あちこち出てきた生活感たっぷりのたくましー少女がすごくいい味出している。女の子を魅力的に描くのもこの人の才能だ。
ところで何よりもすごいのが、巻末の4コマ(これがかなり面白いのだ。黒田硫黄4コマ劇場とかやってくれないだろうか…ってくらい)で、作者自身が「茄子、なんてタイトルで2巻まで出るってすごい」という意味のことをいっていたが、まさに、すごい。そして、茄子、でここまで面白くハイクオリティなものを書いてしまう黒田硫黄もすごいぞ。
“添えっぷり”の黒田さん
2002/11/15 19:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:明石家ペコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫画界の申し子・黒田硫黄の『茄子』第二巻。何をして「申し子」と呼ばせるか。漫画でしか描写しようがないカット割りや(特徴的な)擬音。とクリシェを用いても始まらない。
食卓の上で添え物としての役割が多いように、本書においても茄子は添え物である。人間模様の隙間にはかならず「食」があり、そのなかに茄子もある。ただそれだけといってよい。だが各話揃ってけして「それだけ」の中身ではない。素材もまた添え物なのだ。キャラクターも表現も描線も小道具も添え物なのだ。料理とは添え物の総動員なのだ。そして、この添えっぷりこそが(実際に料理が趣味だという)黒田硫黄の反射神経=才能ではないだろうか。
ところで「食卓の上の焼き茄子」といえば丸一冊に値するかしら、ね(一冊となると「食卓を食み出る怪人茄子男」クラスかなー)。
表紙も傑作。