- 販売開始日: 2011/10/26
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-303181-2
MARS(12)
著者 惣領冬実 (著)
零(れい)とともに彼の父親と対面したキラは、零と父親の間に存在する確執の大きさに困惑する。聖(せい)の死、そして母親の死の秘密……。失われた家族をめぐる愛憎と、無数の謎に...
MARS(12)
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商品説明
零(れい)とともに彼の父親と対面したキラは、零と父親の間に存在する確執の大きさに困惑する。聖(せい)の死、そして母親の死の秘密……。失われた家族をめぐる愛憎と、無数の謎に埋もれた「過去」という迷宮に、戦いの神(MARS)は誘う。凄絶のファイナル・ラブ、混沌の第12巻!! 「扉」が、開く――。
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ノスタルジーナ
2002/02/08 07:13
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投稿者:MITU - この投稿者のレビュー一覧を見る
皆がみんな、全てを口に出して話せるわけじゃない。お互いが本当の姿を見せられないことで、零と父親の溝は深いものになっていた。久しぶりに帰った実家には色々な思い出が残されていた。部屋を一つ一つあけていくたびに、懐かしさではなく、次々と一致しない符号ばかりが零の頭によぎっていく。そんな中、ひとり、キラが零の弟聖の部屋で見つけたものは、聖自身の手で書かれた彼の遺書だった。それは、どんなに重い扉だったろう。あけるまでが大変で、そこをひらけば光が射しこむはずだったのに、目の前に見えたのはどうしようもなく大きくて、逃げ出したくなるほどの冷たさを感じる扉だった。