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芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代
著者 中野京子 (著)
19世紀後半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の...
芸術家たちの秘めた恋―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代
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芸術家たちの秘めた恋 メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
商品説明
19世紀後半、ロマン主義全盛の時代を生きた作曲家メンデルスゾーンと作家アンデルセン。生まれも容貌もまるで正反対の二人を結びつけたのは、奇跡の声を持つ歌姫だった。三者三様の想いを胸に秘め、創作活動に没頭する彼らを待ち受ける過酷な運命とは……。『結婚行進曲』や『醜いあひるの子』など、不朽の名作を生み出した芸術家たちの知られざる一面に、『怖い絵』シリーズの著者が迫る。
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紙の本
アンデルセンはストーカー?
2016/10/25 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読むと偉大と思っていたアンデルセンの素顔に驚く。
中野京子氏の語り口は面白いが、画家の話のほうが生きるか。
紙の本
私たちの生活を豊かにしてくれた彼ら芸術家の生活のなんと悲哀にみちた人生よ
2011/10/23 18:26
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
『怖い絵』シリーズで多くの読者を魅了した著者がデンマークの童話作家アンデルセン、ドイツの音楽家メンデルスゾーン、そしてスウェーデンのオペラ歌手リンドの3人の間の深い関わりについて描いた評伝小説といえる一冊です。
2006年刊の『メンデルスゾーンとアンデルセン』を今年2011年に文庫化するにあたって改題し、図版等の編集を加えたものとのことです。
極貧の中から才能を頼りに這いあがったアンデルセンとリンド。一方経済的にはかなり恵まれていながらユダヤ人ということで不当な扱いを受けたメンデルスゾーン。
そしてまた温かい家族に恵まれたメンデルスゾーン。そのメンデルスゾーンに道ならぬ思いを抱きながら、やがて別の男性と結婚したリンド。そのリンドに報われぬ愛情を抱いたまま一生独身を貫いたアンデルセン。
役者はそろった、という感が強くします。19世紀前半のヨーロッパ大陸に生きる芸術家たちらしく、国籍をやすやすと越えてしまう彼らがたどった人間くさいドラマを著者・中野京子はあの流麗かつ品位ある文章で綴って見せます。
人類の文化史に大きな足跡を残し、私たちの生活を豊かにしてくれた彼ら3人の苦悩を見事に描くこの小説をご賞味あれ。