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アルファマン・リターンズ
著者 久楽健太 (著)
世界を救ったヒーロー「アルファマン」こと工藤勇斗は、今やしがないヒーローショーのスーツアクターとして日々をすごしていた。周りのダメ人間ズとともに、ダメダメな生活を送る工藤...
アルファマン・リターンズ
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商品説明
世界を救ったヒーロー「アルファマン」こと工藤勇斗は、今やしがないヒーローショーのスーツアクターとして日々をすごしていた。周りのダメ人間ズとともに、ダメダメな生活を送る工藤だったが、ある日彼の日常を根底から破壊するニュースが届く。ポイズンと名乗る人物が、連続毒殺事件を起こしたのだ。その目的は、「アルファマンを斃すこと」。苦悩する工藤だったが、アルファマンに変身する方法はもはやない。彼の決意は!?
目次
- 0 Prologue──“ヒーロー”登場
- 1 The End──アルファマン“最後の闘い”
- 2 Days──そして今の“毎日”
- 3 Dream──それぞれの“夢”
- 4 Poison──十年目の“敵”
- 5 Returns──“帰還”
- 6 Epilogue──“ヒーロー”復活 そして……
著者紹介
久楽健太 (著)
- 略歴
- 1987年千葉県生まれ。日本大学文理学部卒業。専攻は近代アメリカ史。「アルファマン・リターンズ」で第1回ワルプルギス賞を受賞し、デビュー。
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ワルプルギス賞受賞作
2012/12/16 13:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hanao - この投稿者のレビュー一覧を見る
講談社主催の新しい新人賞受賞作の第一作目ということで購入&読了。
装丁からして設定やキャラを重視した少年漫画的な物語かと思いきや、
夢に翻弄される主人公や脇役たちの想いに加え、
主要敵キャラの心情までもが丁寧に書かれていて、むしろそっちの方に感動したくらい。
文章にも適度な重みが備わっていて、終始淀みなく読み進めることができる。
と言っても、紹介文からイメージする通りの痛快な面白さとカタルシスもきっちりと感じられて、
読了後の満足度はかなり高め。
かつてギャバンやシャリバンを見ていた三十歳以上の男性には特にお勧めかも。
ちなみに電子書籍は今回初の購入だったけど、
場所を取らない、暗いところでも照明なしで読めるという点に、想像していた以上の利点を覚えた。