電子書籍
ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと
著者 鎌田洋 (著)
東京ディズニーランドを舞台に、ウォルト・ディズニーが最も信頼した清掃員、「そうじの神様」ことチャック・ボヤージン氏と、カストーディアル・キャスト(清掃スタッフ)たちが繰り...
ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと
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商品説明
東京ディズニーランドを舞台に、ウォルト・ディズニーが最も信頼した清掃員、「そうじの神様」ことチャック・ボヤージン氏と、カストーディアル・キャスト(清掃スタッフ)たちが繰り広げる感動物語。「働くことの本当の意味」を問いかける。
目次
- はじめに 運命のパスポート
- 第1話 夢の国の落とし物
- 第2話 月夜のエンターティナー
- 第3話 魔法のポケット
- 第4話 夢の、その先
- おわりに 感動の源泉、それはイノセンス
著者紹介
鎌田洋 (著)
- 略歴
- 1950年宮城県生まれ。(株)オリエンタルランドの教育部長代理としてオリエンタルランド全スタッフを指導・育成。99年(株)ヴィジョナリー・ジャパンを設立、代表取締役に就任。
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紙の本
自分の仕事に誇りをもてるようになれる1冊
2012/08/31 18:05
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1983年4月15日、千葉県浦安市に東京ディズニーランドが開園したとき、私は14歳であった。高校3年の時に初めて行って以来、2年に1~2回は行っているほど大好きな場所である。本書は、著者が体験した、清掃の仕事の素晴らしさや、さまざまなエピソードを元にした、【第1話 夢の国の落し物】、【第2話 月夜のエンターティナー】、【第3話 魔法のポケット】、【第4話 夢の、その先】、4つの感動の物語は、「仕事が夢と感動であふれる」ものであった。
どの物語も涙なしでは読めなかったが、なかでも、【第3話 魔法のポケット】は、清掃の仕事に偏見を持つ親と、清掃の仕事に誇りを持つ娘の感動の物語に心を打たれた。偏見を持っていた親が、娘の仕事の素晴らしさを理解し、娘の上司である、金田(著者)に、「―ディズニーランドのそうじとは、心を清らかにする最高のおもてなしなのだと、知ることもできました。そして夢を持ち続ける気持ちの大切さを、娘に教えられました。これからも、陰ながら見守りたいと思います」という手紙を出す。金田は聡美に親からの手紙を見せて、「親が子供から何かを教えられた時、それはこの上ない恩返しの一つだと、僕は思うんだ」という。
オープン当時、パークの清掃を担当するカストーディアルは、「裏方」というイメージだったが、今では多彩なパフォーマンスでゲストを楽しませつつ、パークの清掃や案内をするディズニーのキャスト中でも一番の人気職種になっているという。
本書のタイトルにある『そうじの神様』とは、実在人物であり、ウォルト・ディズニーの理想を叶えたカストーディアル、チャック・ボヤージン氏のことである。東京ディズニーランド開園の3ヶ月前に指導の為に来日したチャック氏は「この床に落ちたポップコーンを、君たちは食べられるかい?」と、10代から30代までのキャストたちに投げかける。だが、皆が黙っていると、「いいかい? 君たちには、子供がポップコーンを落としても、躊躇なく拾って食べられるくらい、床を綺麗にしてほしいんだ」と。チャック氏の妥協を許さない指導の先にあるのは、ゲストに夢を与え、幸せを提供するためなのだ。そして、「そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ。汚せないぐらい綺麗にすれば、捨てることに躊躇するんだよ。そうなれば、ゴミを捨てる人はいなくなる。劇場の舞台に、ゴミを捨てる観客はいないだろう? それと同じで、ここも舞台なんだ。舞台を作るためのエンターティナーなんだよ」と。
私は、ディズニーランドのパークに、ゴミを落としたままにしたことは一度もない。綺麗なパークは、私(ゲスト)の心も綺麗にしてくれているようだ。
電子書籍
以前に読ませて頂きました
2020/10/24 12:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おっさんの独り言 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はディズニーランドが大好きです。この本を読んで大変感動した事を思い出します。しかしながら現実のディズニーランドで働く人達はどう感じているのでしょうか?本当に夢の国はあるのでしょうか?と思ってしまっているのは私だけでしょうか。しかし本は良かったです。
紙の本
根源となる[そうじ]
2019/11/19 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウォルトも認めたチャック・ボヤージン。
その方の偉大さの
ほんの一握りに触れられる今作。
本を通じてそうじの大切さを感じた
捨てないために
汚さないためにそうじする。
それは不法投棄のニュースを見てると
常々感じていたことで、
[汚れたらそうじ]の概念を大きく変えさせた
紙の本
夢はあきらめなければ叶う
2016/06/02 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな夢を与えてくれるディズニーランドの話。そうじについての話ではあるが、結局、人間の話である。面白い。落としてこぼしてしまったポップコーンは魔法でもとにもどしてくれるなんて、知らなかった。
紙の本
泣ける
2015/01/02 12:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aoisora - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事への姿勢や人としての思いやりを感じる本です。