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神苦楽島(かぐらじま)上
著者 内田康夫 (著)
「浅見光彦シリーズ」、『神苦楽島』の舞台は淡路島。秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦は、出張先の淡路にて日本神話、民俗、古くからの習慣が絡み合う、不可解な殺人事件...
神苦楽島(かぐらじま)上
神苦楽島 上 (文春文庫 浅見光彦シリーズ)
商品説明
「浅見光彦シリーズ」、『神苦楽島』の舞台は淡路島。秋葉原で若い女性の不審死に遭遇した浅見光彦は、出張先の淡路にて日本神話、民俗、古くからの習慣が絡み合う、不可解な殺人事件に巻き込まれる。やがて政治家の陰謀まで見え隠れし、事件の背後にある組織に光彦は戦慄(せんりつ)するのだった──。
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紙の本
宗教と呪いって怖いと思いましたね。
2018/07/04 22:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人ってそう信じてしまうと実際に呪われていなくても、そう感じるのでしょうね。
紙の本
さすが内田様!
2013/10/07 09:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:乱読親父 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史的なところは 難解ですが そのあたりを少し頭に入れて読み進めると いつもの浅見ワールド 下巻まで一気に乱読ーーーーー
紙の本
懐かしい刑事たちとの再会
2013/02/03 20:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
おなじみ内田康夫の浅見光彦シリーズである。本編の舞台は淡路島である。解説を読むと、島シリーズ3部作のうちの一編であるそうだ。他の2篇は『贄門島』、『棄霊島』である。ここまでは3部作ではあるが、今後増える可能性もある。
内田の作法は、自分でも自慢気に書いているが、当初から全体のストーリーを組み立てて、それに合わせて細部を埋め、ストーリーを展開していくという、我々の予想とは全く異なっている。勝手に個々のストーリーを発展させ、頃合を見計らって辻褄合わせを始めるという。
そう言われてみると、そこに注意が行ってしまう。ファンとしては、この方法は利点も欠点もあることがよく分かってくる。たしかに当初の個々のストーリーの展開はスピード感もあり、読者の意欲を駆り立てる。しかし、辻褄合わせの段になると途端に苦しくなり、無理な展開が多くなる。乱暴なのである。論理的な展開が持ち味の内田作品のはずが、ぎくしゃくしてとても読みにくいし、不自然さを感じるのである。
本編はその点不自然さは感じられず、あっという間に読み終えてしまった。もちろん、浅見の行く先々で殺人事件が発生するのは仕方のないことであろう。シリーズが長期にわたると、別の話で登場した県警の刑事と再会することもあって不思議ではない。この点で内田は長寿シリーズの利点を生かしている。
このシリーズでは、浅見は当然事件が発生した地元の刑事と一緒に捜査に当たるわけであるが、必ずしも皆が協力的であるとは限らない。それは刑事局長の弟であることが分かってからもそうである。その細かい点まで記憶している読者は珍しいであろうが、再会した懐かしさは感じられる。
まだまだ続きそうなこのシリーズだが、新たな工夫と展開が楽しみである。