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太陽王と月の王
著者 澁澤龍彦 (著)
夢の世界に生きた十九世紀バヴァリアの狂王の生涯を描いた表題作をはじめとして、サド侯爵、人形、説話、宮廷怪異譚、神話と絵画、植物、昆虫、古本、パイプ、機関車等々、イマジネー...
太陽王と月の王
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太陽王と月の王 (河出文庫)
商品説明
夢の世界に生きた十九世紀バヴァリアの狂王の生涯を描いた表題作をはじめとして、サド侯爵、人形、説話、宮廷怪異譚、神話と絵画、植物、昆虫、古本、パイプ、機関車等々、イマジネーションは古今東西縦横無尽に展開していく。著者の文章修業に関する作品や、サドとの架空対談もある。著者の思考の源泉がかいま見える、傑作エッセイ二十五編を収録する。
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紙の本
昭和に活躍された澁澤龍彦氏による古今東西縦横無人に語られたエッセイ集です!
2020/07/04 10:10
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、昭和に活躍された作家であり、フランス文学研究者でもあった澁澤龍彦氏のエッセイ集です。同氏は、フランス貴族で、作家のマルキ・ド・サドの作品を初めて日本に紹介した人物で、西洋文学・芸術はじめ、日本芸術や文学において博識として知られた人です。同書は、夢の世界に生きた19世紀バヴァリアの狂王の生涯を描いた表題作をはじめとして、サド侯爵、人形、説話、宮廷怪異譚、神話と絵画、植物、昆虫、古本、パイプ、機関車等々、澁澤氏のイマジネーションが古今東西縦横無尽に展開していく作品となっています。ここにも著者の博識が感じられます。同書の構成は、「知られざる発明家たち」、「人形雑感」、「太陽王と月の王」、「宇宙論について」、「植物界のイカロス」、「ホログラフィ頌」、「北斎漫画について」、「お化け屋敷の光源氏」、「化けもの好きの弁―泉鏡花『夜叉ケ池』公演に寄せて」、「魚の真似をする人類」、「パイプ礼讃」、「世話好きの弁」、「パリの昆虫館」、「神話と絵画」となっており、興味深い話が次々と語られます。