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電子書籍
アスラクライン(11) めぐりあい異世界
著者 三雲岳斗(著者) , 和狸ナオ(イラスト)
機巧魔神(アスラ・マキーナ)《鋼》との戦闘に敗れ、一巡目の世界へと飛ばされた智春。傷つき、たった一人で異界の街を彷徨う彼が出会ったのは、人々に「魔女」と呼ばれている呪符使...
アスラクライン(11) めぐりあい異世界
アスラクライン 11 めぐりあい異世界 (電撃文庫)
商品説明
機巧魔神(アスラ・マキーナ)《鋼》との戦闘に敗れ、一巡目の世界へと飛ばされた智春。傷つき、たった一人で異界の街を彷徨う彼が出会ったのは、人々に「魔女」と呼ばれている呪符使いの少女だった。 元の世界によく似ているが、なにかが違う異世界の姿に混乱する智春。それに追い打ちをかけるように現れたのは、かつて《黒鐵》の中で消滅したはずの少女、橘高秋希。そして智春と再会した奏の身体に起こっていた異変とは──? 一方、姿を消した操緒の行方は……!? 謎が謎を呼ぶ大人気スクールパンク、大波乱の第11弾!
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紙の本
一巡目の世界~出直し編
2008/11/16 17:58
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻でこてんぱんに打ちのめされ異世界へ飛ばされた智春たちが元の世界へ戻るために奔走する話。まだ序盤というか前編という感じである。知っているようで知らない世界に独り放り出された智春の孤独と葛藤が、次第に仲間達と再会していく中で、寂しかったのは自分だけでは無かったことに気付いていく。特にアニアがずっと我慢していた寂しさを吐露するシーンは実に感動的。落涙。同時に時の流れの残酷さも知らしめる名場面である。そして、ともすれば絶望感が漂い兼ねない事態を和らげてくれるのが、一巡目の世界でも変わらぬ騒々しい面々。六夏も佐伯妹も出番こそ控えめながら、いつもの雰囲気で登場して笑わせてくれる。特に本シリーズ随一のコメディエンヌ佐伯妹には、また第7巻のような活躍の場をいつか与えて欲しいものである。また、一巡目の世界ならではの特徴として射影体、つまり副葬処女だった人が普通にいる。その中で橘高秋希が大活躍。本巻のヒロインと言えよう。やや古風な話し方で毒舌な武道家に智春達は心身両面で随分助けられている。いくつかの疑問が生まれては解消されていく流れの中、読みながらずっと思っていた疑問の1つが、最後の最後に、こう来たかという形で現れる。誰も助けられなかったと悔恨し、一巡目の世界では災厄の元凶になって迷惑ばかりかけていたことに愕然としていた智春が、この力で恩返し出来たことはかなりの皮肉である。次巻ですんなり戻ることが出来るのか。一筋縄ではいかないだろうし楽しみである。そういえば智春と嵩月の関係はあれで一歩進んだと言って良いのかな。しかし、サブタイトル『めぐりあい』ときたら『宇宙(そら)』だろ、と思ってしまう自分はやはりそういう世代なのだろうか・・・・・・きっとそうなのだろう。
紙の本
裏返しの世界、2Pキャラの活躍?
2008/10/12 22:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにもある通り操緒が一度も登場しないので、智春が何をやっても突っ込みなし状態なんだけど、以外にいつもより人間関係に進展なし。
今回からは一巡目の世界で物語が展開しているので、これまでに紹介されていたけれど、現実には登場していなかった人物も出てきます。結構違和感なく収まっているのは、登場しなかった人物たちのポジションを上手く乗っ取れたからかも知れません。
アスラ・マキーナ誕生の秘密も明らかになっています。個人的にはCERNやKEKとのカラミにちょっと笑いましたけど。