紙の本
前半の主役は半兵衛
2016/11/07 05:21
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹中半兵衛、黒田官兵衛の両兵衛の話。今まで半兵衛の話って知ってるようで知らなかったので、新鮮な感じで読めました。前半は半兵衛の死で終わりましたが、このまま次も期待して読みます。
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帯に竹中半兵衛と黒田官兵衛をクローズアップして書いてるようなことが書かれていて、「因縁のある者同士の対決(例えば項羽と劉邦みたいな)」みたいな話が好きなので買った。
数年前に直江兼続を題材とした大河ドラマ「天地人」の作者だというのは読み終わってから知った。
最後まで読みやすく、最初の30ページほどで文体のリズムに慣れるとそのまま一気に読みきってしまった。自分の中で歴史小説熱が再燃しそうである。感想は下巻の方で書く。
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半兵衛と官兵衛のお話しということで読んでみたけれど、なんというか半兵衛が超人すぎるし、登場人物の考えていることや内に秘めていることががイマイチ伝わってこない。
話しはサクサク読めるんだけど、どうにも面白くない。。。
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12.11/13〜11/17
短過ぎる竹中半兵衛の生涯!信義と利の間にどう生きるべきか揺れる小寺官兵衛に戦国時代らしい世界が現れてた。現代にも自分にも置き換えてどちらに価値を置くかを考えさせられた
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黒田官兵衛と竹中半兵衛の軍師を題材とした歴史小説。
竹中半兵衛が好きなのですが、短命でなかなか題材としては扱いにくい人物らしく、歴史小説も限られてくるし、昔の歴史小説は今じゃ使わない難しい漢字がいっぱいの堅苦しい文章が多くて、一つの流れを理解するのに時間がかかる。
しかし、この本は(特に半兵衛が)城を落としていく戦略をゲームのように考えているのか、わかりやすく進んでいきます。
そして半兵衛が淡白だと言わせたいがために、淡々と潰していっているのかもしれません。
信長が簡単にはできなかった稲葉山城を手に入れることですが、半兵衛は武力ではなく知恵で城盗りを成功させた。
半兵衛に対し並々ならぬ興味を持つ官兵衛には憧れて会いに行くが、結果思うような人物ではなく、まっすぐすぎる官兵衛は黒く生きるよう諭される。
尊敬から憎むような相手になるが、半兵衛は亡くなる時まで官兵衛を気にし、結果、双方が最大の友と言えるまでとなる。
友であり尊敬できる師とも言える半兵衛と官兵衛のつながりが私は好きです。
そして軍師として天下を取るその思いを半兵衛死後も官兵衛がつなげていくところが、官兵衛を通して見ていく戦国時代の魅力だと思います。
血を好まなく、武力行使を行い続ける信長を好かなかったであろう半兵衛は秀吉に「何のために天下を取るのか」を問いただした。
戦のその後の生活が大切なのだと上巻最後のほうで言っている。
天下を取って不公平のない時代を作りたかったであろうと思うと、早すぎる死が残念でならないです。
竹中半兵衛ファンが是非ともゲームキャラ以外で増えることを望みます。
と書きつつ下巻を読み始めることとします。
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上巻は、竹中半兵衛から黒田官兵衛ともに発展の時代。読んでいてすごくすがすがしい。ストーリーは黒田官兵衛中心だが、冷静な竹中半兵衛に対し、熱い黒田官兵衛といったとこか。読みやすいこの著者の文章に、前にも書いた勢いで、すごく楽しく読める。
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戦国時代の軍師の話、面白くない訳がない。官兵衛、半兵衛のキャラの違う二人の友情と生きざま、カッコいい。
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のぼうの城ほど軽くないですが、軽くて読みやすい歴史小説。何も考えずに大河ドラマの予習として読むには最適。
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黒田官兵衛(如水)を題材とした歴史大作。
日本史の中でももっとも好きな、信長→秀吉→家康の時代。
軍師と呼ばれる人は数多くいるが、その中でも義侠心を持って、天下太平を願い秀吉を支え続ける黒田官兵衛。
しかしそのずば抜けた才能を恐れ、遠ざけられるが、自身の欲求を押さえ続け、豊臣秀吉による天下統一を実現させる。
力で押さえつける事により、一時的には平定できても、不満が溜まればいつか爆発する。
でも義を持って信頼関係を築ければ、長期に渡ってお互いを支え続ける事が出来る。
そんな事はわかってると言っちゃいそうだが、相手を信じ続ける事ってものすごく難しいし、常にいろんなノイズが入って、疑心暗鬼になる事がたくさんある。
自己保身に走ってしまうこともそうだ。
今を生きる、生きてる理由を考えさせられた。
目先に拘るのではなく、もっと本質的な大事なものを見据え続けられる人間になりたいものです。
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『軍師の門 (角川文庫)』読了。豊臣秀吉の軍師 黒田官兵衛を描いた作品。秀吉の軍師でいわゆる二兵衛とも両兵衛とも称される竹中半兵衛と黒田官兵衛。自分は「陽の竹中」「陰の黒田」のイメージが強かったけど、本作では腹黒さは少なくて、悪に徹しきれない人間 黒田官兵衛が描かれていて興味深かった。荒木村重による有名な有岡城での幽閉での官兵衛の心の変遷も見事に書かれている。事実とは異なる作者の想像場面もあるけれど、黒田官兵衛を知るには持って来いの作品。
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来年の大河に向けてお勉強のため読みました
主役がジャ〇ーズということで微妙ですが
ドラマ楽しみにしてます
官兵衛のお椀兜をかぶる姿が見てみたい(笑)
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p468
病弱な生まれつきのため、若い頃から同じ問いを自分自身に何度となく繰り返したに違いない
p469
できることできないことがはっきりしている中で、それでもなお、できる限りの力を尽くそうと必死にあがく。
それこそ人が生きる真の意味
竹中半兵衛 6/13 享年36
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(「BOOK」データベースより)amazon
戦国乱世、豊臣秀吉の頭脳として、のちに「二兵衛」と称される二人の名軍師がいた。野望を内に秘め、おのが才知で天下に名を残そうとする竹中半兵衛。小寺家の行く末を織田信長に託す決意をし、軍師としての生き様を模索する小寺(黒田)官兵衛。毛利攻略を機に秀吉の下へ集い、いつしか「義」という絆で結ばれていく二人。しかし三木城攻めの渦中、謀反の荒木村重を説得に赴いた官兵衛は、有岡城地下牢に幽閉されてしまう。
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豊臣秀吉に仕えた二兵衛と称される竹中半兵衛と黒田官兵衛。信長の野望をやっていて配下に加わるとうれしくなる二人を主人公にした話。上巻は、秀吉の中国攻めの途中で半兵衛が死ぬまで。
黒田官兵衛が大河ドラマの主人公ということもあって読んでみました。
オリジナルキャラとして遊女が1人出てくるぐらいで、展開としては変に脚色していないのがいい。
全体としてあっさりしていて、胸熱くなるようなシーンも特別ないんだけど、逆に読みやすい。
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『秀吉に二兵衛あり』。有名な言葉ですよね。
豊臣秀吉には、
『竹中半兵衛』と『黒田官兵衛』と言う優秀な軍師(策略家)が2人いたと言う事を表しています。
この『軍師の門』は、この2人の軍師のお話。
上巻は竹中半兵衛、下巻は黒田官兵衛が主に活躍する構成になってます。
とりあえず、
上巻を読み終えたわけですが、
思ってた以上に、遥かに面白い!!
僕はまだまだ『戦国時代初心者』なので、
この2人がどんな人物で、
どんな関係に居たのかを知らなかったので、
ある程度の知識を入れて、
それなりの想像をしてたのですが、
まったく違ってたから、
良い意味で裏切られました♪
あと、竹中半兵衛は当たり前ですけど、
秀吉と言う人物が、
蜂須賀小六や弟の秀長の様な優秀な人材に恵まれてたンだと言う事がよく分かった。
さて、下巻は黒田官兵衛が活躍する番です。
楽しみです!!