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ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容
著者 西田亮介 (著)
2013年参院選から解禁されることとなった「ネット選挙」。しかし、そもそもネット選挙とは何なのか? その解禁によって、巷間言われるように「お金がなくても政治家になれる」、...
ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容
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ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容
商品説明
2013年参院選から解禁されることとなった「ネット選挙」。
しかし、そもそもネット選挙とは何なのか? その解禁によって、巷間言われるように「お金がなくても政治家になれる」、「ネットで見た候補者の発信に触発されて、若者が選挙に行くようになる」というのは本当か? 「この情報化社会にインターネットの使用を禁止するなんて、時代遅れもいいところだ!」という主張は正しいのか? テクニカルな側面だけを見ていても、本質には辿り着けない。ネット選挙を丁寧に一歩踏み込んで考察すれば、これらの主張が幻想に過ぎないことは明らかだ。
しかしそれなら、ツイッター議員はなぜツイッター議員であろうとするのか? なぜ全国紙がソーシャルメディア分析に取り組むのか? 解禁による静かな変化が、候補者・有権者・マスメディア・ネットメディアに及ぼす影響はどのようなもので、そこから日本はどう変わっていくのだろうか? インターネットの設計思想を政治に受け入れることで、日本社会が変わる!?
目次
- 序章:ネット選挙とは何か?
- 1章:間違いだらけのネット選挙論
- 2章:ネット選挙解禁の土壌、日本の事情
- 3章:2012年までの日本のネット選挙の歴史
- 4章:2012年衆院選から2013年の動向
- 5章:ネット選挙を考えるためのヒント
- 6章:日本の議員たちとソーシャルメディア―「ツイッター議員」の登場
- 7章:ネット選挙解禁がもたらす変化
- 終章:ネット選挙が日本の民主主義をよくするには?
著者紹介
西田亮介 (著)
- 略歴
- 1983年京都生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授(有期)。共編著に「「統治」を創造する」がある。
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紙の本
ネット選挙への誤解と期待を説く
2020/12/31 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、インターネットを使った選挙と政治の未来に期待しつつも、安易なネット選挙論は戒める一冊。
先に言ってしまえば、本書は、「解禁がもたらす日本社会の変容」と副題をつけつつ、実は「どう変容するのか」に関してはあまり紙面が割かれていません。だから、最初はちょっとばかし肩透かし。しかし、ネット選挙(活動)解禁になるまでの経緯や、他国の事例などを、地道に丁寧に述べ、読者が解禁にいたる経緯をきちんと抑えられるようにという考え方で全編が綴られている。そうゆう意味では、一度読んどく価値ありな本です。