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ひなたの狼―新選組綺談―(5)
著者 斎藤岬
芹沢鴨の側近・新見錦が自害――。新選組の中で完全に孤立した芹沢に対して、“新選組”のため、土方と近藤の下した決断は……。斎藤岬流、新選組・ついに完結!
ひなたの狼―新選組綺談―(5)
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リアリティを感じた
2021/09/23 16:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mizore - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレごめんなさい。
1~2巻あたりを別マンがサイトで読み、清河八郎や山岡鉄太郎とのやりとりがあまり他で見たことがなく、またリアルに感じたので興味を持った。それでこちらで最終巻のみ購入して読み始めたら、土方の閨のシーンになりビックリ!閉じてしまった。やはり全話を読まないと、ここでこのシーンが描かれた意味とか作者さんの意図とかが分からないので全巻購入することに。
全体には読みやすくサクサクと読み進められた。現実味のない派手な創作はなく地に足が着いたストーリーに感じられる。違いが分かりにくい人物は、「ここでこの位置にいる人は『永倉』か…?」と予想しながら楽しく読んだ。重要人物が初登場するシーンには迫力があり、また斬り合いのシーンも緊張感に包まれている。2巻で、初めて人を斬り殺して暗鬱な状態でいる土方が、後に鬼の副長と言われるまでになる、その精神的成長の変化の始まりの部分が、最終巻までに渡り描かれている。
いくつか回収されていない伏線があるようなので、続編が出たなら読みたい。(個人的には「高杉晋作」を詳しく読みたい…)