電子書籍
やりきれない
2022/07/27 19:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生はなかなか思ったとおりにいかないものではあるけれど、それでも次から次へとやりきれない出来事が続いて、読んでいて少し辛くなります。それでも結末は希望がもてるものでほっとしました。
紙の本
ちょっとキザで洒落た感じの物語
2014/10/09 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
便利屋で働く主人公をベースに、いくつかのトラブルを探偵もどきで解決していく物語。
ちょっと軽い感じのストーリーで、息抜きに娯楽程度で読むものかな?
強く惹かれるところはありませんでしたが、ちょうど読みたい本が無い狭間だったので、一気に読んでしまった。
投稿元:
レビューを見る
以前何かの書評で紹介されていた本が文庫化されたので読んでみました。
お話としては、プロ野球の投手として活躍していた主人公は死球事故が原因で引退し便利屋を始める。
その便利屋の仕事のうちの一つとして始まったのが「付き添い屋」
付き添い屋への依頼は、どこか変わった依頼ばかり・・・
本来ならただ付き添えば良いだけなのに、客の奇妙な依頼の背景を主人公が観察と推理で解き明かす。
本の帯には「ハートウォーミング・ミステリー」と書かれていましたが、ミステリーと言う程ではないな。
読み始めは付き添い業務の一話完結の短編集かと思っていましたが全てのお話が繋がって結末に向かってくるところが面白かった。
登場人物のキャラが一人一人個性的でかつ会話が軽妙なので読みやすい。
登場人物も少なめで場面展開も早いのでテレビドラマ向けかも・・・
投稿元:
レビューを見る
「便利屋」が出てきたからか、
三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」を思い出しながら読んだ。
なんとなく穏やかな雰囲気が似ている気がして。
ミステリというよりファンタジーちっくではあったけど
それがファンタジーだと最後のほうまで気付けなかった。
キャラクターがそれぞれいい味を出している。
投稿元:
レビューを見る
ハートウォーミングミステリと書いてあったが、少し重たい内容で辛かった。
145gの孤独とはうまくつけられてるもんだと納得の題名だった。
投稿元:
レビューを見る
タイトルの意味は割と早い段階で理解した。
ただ優しいだけのお話かと思ったら、そこはそれ、サラッと流させてはくれない重さがちゃんとある。
便利屋といいつつも、内容としては凄く面白い所に目を付けたなあって思う『付き添い屋』。
サッカー観戦、ホステス帰国の見届け、本の整理、エトセトラ。
主人公がやむを得なく始めたとはいえ、実は今後物凄く需要のある職業なんじゃないかなあと思った。それが透けて見えるから怖いのかもしれない。
破壊的でいて、でも最後の最後に理性が勝つって言う人間を、私は好きなのかもしれないと思った。
この主人公、嫌いではない。
投稿元:
レビューを見る
主人公がスタンスを途中で変えやがるので物語のバランスが一気にぶれてしまう。
終盤で戻ってくれるがそれまでが・・・
投稿元:
レビューを見る
元プロ野球選手の男が、便利屋として働きつつも色んなカンで色んな事実を知っていくという話。
「ハートウォーミング」なんてほど甘いもんじゃないほど抱えてるものが物悲しい。
色んな人が主人公に手を差し伸べるんだけど、振り払ってきたっていう一節があって、人間の夢とか失意とか感じてなんとも言えない気分になった。
そういう意味では「145gの孤独」ってとってもいいタイトル。
実は再読なんだけども、主人公が「女が落ちる冗談」をさりげなく言う奴でちょっと好きだったんだなぁと思い出した。
割とシリアス目な話なんだろうけど、主人公の内面の二枚目っぷりと頭の良い冗談を言える感じがライトな印象を残す一冊。
割とこういう話も男も好きです。
投稿元:
レビューを見る
1109 一言多い元野球選手が主役のハードボイルド作品。人物像も良く、ラストもホロリときました。題名が絶妙だなぁ。
投稿元:
レビューを見る
元プロ野球投手が不慮の事故から引退に追い込まれた後の人生。
という設定の小説。
ディテイルがちょっとあまいかなぁ。。
もうちょっとさらっとした表現のほうが内容には合っている気がした。
投稿元:
レビューを見る
誰にも、どこにも、属さない、という美学が、心に染みる物語だった。
栄光の日の自分の幻影を無意識に追い続けてしまう。
俺はこんなんじゃなかった。そんな苦しみが心の奥に潜んでるような、人間の醜さを悔やむような思いも、想像してしまう、一冊だった。
投稿元:
レビューを見る
だれとも関わりのない孤独ではなかった。
関わろうとしてくれる人は周りにいるのに心を開くことができない本人が閉じているための孤独。表向きは会話もするし推理もするのに閉じている。なんて複雑なおじさんなんだ。
いやいや145g分だけ、関わりきれないってことかも
投稿元:
レビューを見る
+++
プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。その後、雑用専門の便利屋を始めた倉沢だが、その業務の一環として「付き添い屋」の仕事を立ち上げることになる。そんな倉沢のもとに、ひとりの人妻が訪れる。それは「今週の水曜、私の息子がサッカーの観戦をするので、それに付き添ってほしい」という依頼だった。不可思議な内容に首を傾げながらも、少年に付き添うことになる倉沢。その仕事が終わるや、またも彼女から「来週の水曜もお願いします」という電話が入る。不審に思った倉沢は…。情感豊かな筆致で綴りあげた、ハートウォーミング・ミステリ。第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。
+++
プロ野球の試合中の事故で野球選手としてのエリートコースを外れ、便利屋をやっている倉沢に、屈託があることは初めから判っていたが、それが想像以上のものだと明らかになるのは、物語も終わりに近づいてからだった。倉沢の苦しみと、その姿を目の当たりにする周りの人たちの哀しみ、そして願い。少しずつ噛み合わず屈折していくそれぞれの想いがやるせない。そして、倉沢に仕事を斡旋してくれる戸部もまた、とんでもない覚悟を抱え込んでいたのだった。苦しく哀しい人たちの想いが凝縮しているような物語であるが、そんな中にも明日を生きる希望の光が差し込むのだと思わせてもくれる一冊である。
投稿元:
レビューを見る
元プロ野球選手の倉沢は、試合中の死球事故が原因で引退。その後、戸部の勧めを受け便利屋を始めた。身近な雑用や送迎など依頼者は年配の人が多かったが、それ以外の共通点があった。それは、死が身近にあったこと。
死球事故の相手のバッターは、引退後酔って事故に遭い植物状態になって居た。原因を、作ってしまった倉沢自身も、僅かな希望と大きな失望の中で、死が身近にある。
井岡さんの2〜3作目のもので、設定や展開に❓な箇所もあったけど、独特の寂しさや切なさが感じられて、やっぱり好きな作家さんだと思う。
投稿元:
レビューを見る
プロ野球選手が試合中の死球事故が原因で引退して、便利屋を始める…きっかけは入りやすくて先も気になるけど、期待しすぎたのか最後は余り印象に残らず。