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源義経と静御前
著者 中島道子
幼くして母・常盤御前と別れて鞍馬に入った遮那王(義経)は、やがて平家打倒を志して鞍馬を脱出、奥州平泉の藤原秀衡のもとへ身を寄せる。幾年を経て凛々しい若武者となった義経は、...
源義経と静御前
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商品説明
幼くして母・常盤御前と別れて鞍馬に入った遮那王(義経)は、やがて平家打倒を志して鞍馬を脱出、奥州平泉の藤原秀衡のもとへ身を寄せる。幾年を経て凛々しい若武者となった義経は、挙兵した兄・源頼朝と黄瀬川で対面。その後は先に上洛した木曽義仲勢を宇治川に破り、一ノ谷の合戦では鵯越えの奇襲で平家を屋島に追い落とした。颯爽たる英雄となった義経が絶世の舞姫・静御前と出会ったのは、一ノ谷の後、京の警備を任されていたときである。静の舞に母の面影を見た義経は、急速に彼女に魅かれていった。だが、兄・頼朝との関係が悪化するなかで、屋島・壇ノ浦と戦勝を重ねながら勘気を蒙り、義経は静を伴っての逃避行を余儀なくされるのだった……。歌舞伎や講談などで広く日本人に知られ、伝説化されてきた二人の悲劇の物語を、生身の男女のドラマとして血肉を通わせて描ききった力作小説。2005年のNHK大河ドラマ「義経」の世界が楽しくわかる本。
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あまり面白くなかったです
2005/05/29 11:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タララン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり面白くなかったです。特に、源頼朝・北条政子・義経の正室の郷御前(作中では佐登御前)の描き方があまり良くないような気がしました。特に、郷御前が自分の家柄や自分が正室である事を鼻にかけている女性になっているのが、気になりました。
私は郷御前って、もっとおだやかなイメージがあるのですが。また、
相変わらず頼朝に押し付けられただけの妻という描き方だったし・・
義経が彼女をどう思っていたのかも、描かれていなかったし。
また、衣川で義経と郷御前と娘が死ぬ所も、淡々と文章だけで説明していて、場面の描写をしないのは、ちょっと郷御前に対してひど過ぎるんじゃないの?と思ってしまいました。衣川での最期は、静御前の影に隠れてしまいがちな郷御前の、最大の見せ場だと思うのですが。
それから、全体的に物足りない感じがしました。義経の話は、一冊だけでは短すぎるような気がします。
ただ、義経を美化しないで、男としての欲望も描いているのは良かったと思います。