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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2013/08/16
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • ISBN:978-4-08-747626-2
一般書

電子書籍

白い薔薇の淵まで

著者 中山可穂 (著)

ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家・塁と、平凡なOLの「わたし」はある雨の夜、書店で出会い、恋に落ちた。彼女との甘美で破滅的な性愛に溺れていく「わたし」。幾度...

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白い薔薇の淵まで

税込 440 4pt

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商品説明

ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家・塁と、平凡なOLの「わたし」はある雨の夜、書店で出会い、恋に落ちた。彼女との甘美で破滅的な性愛に溺れていく「わたし」。幾度も修羅場を繰り返し、別れてはまた求め合う二人だったが……。すべてを賭けた極限の愛の行き着く果ては? 第14回山本周五郎賞受賞の傑作恋愛小説。発表時に話題を読んだ受賞記念エッセイも特別収録。

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みんなのレビュー74件

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評価内訳

紙の本

焦りにも似た感動。目をそむけてはいけない人を恋う業。

2009/06/06 03:05

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はりゅうみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は第14回(2001年)山本周五郎賞受賞作品だが、本を閉じた今、この作品を選んでくれた選考委員の皆様に1人1人握手して回りたくてたまらない。
この本の存在を教えてくれた事に対するお礼ともう1つ、筆者に命を与えてくれたことに対しての感謝を伝えたくて。

本書はジャン・ジュネの再来と言われる新進気鋭の女流作家「塁」と、普通のOL「わたし」との激しい同性間の愛の記録だ。
この作品は多分に筆者の姿が自己投影されている。筆者は同性愛者であることを公言しており、そのカミングアウトに伴う社会的制裁とも言える偏見の中を1人戦ってきた女性だ。
彼女の自分に対する嫌悪、肯定、孤独、思慕などがある時は「塁」、ある時は「わたし」となって本書の中で激しく渦巻く。

もともと恋愛感情には生殖行為という欲望が潜んでおり、これはすべての生物が持つ子孫繁栄のための犯しがたい本能であるが、同性愛はその本能に真っ向から立ち向かう、ある意味人間でなければ成しえない恋愛の形と思う。(繁殖期にあぶれたオス同士の疑似行為もあるがそれとはもちろん違う)
もちろん同性愛をもろ手を挙げて賛成しているわけではない。肉体交渉込みで同性を恋愛対象としてしまう気持ちはやはり私にはわからないし、身内から同性愛者だと告白されたらきっとショックで取り乱してしまうと思う。場合によっては、もっとよく考えろとひどくなじるかもしれない。

しかし本書はそういった感情を通り越し、もっと根源の部分を揺り動かす。
それは恋に溺れて命を削るのではなく、命を削ることこそが恋愛だと言われているような深い業だ。
相手が異性でも同性でも、ここまで妥協も計算も許さない真摯な恋愛を本当にしたことがあるのか?と付きつけられている気がするのだ。
異性だの同性だのと区別することが本当に必要なのか。子孫を成せる愛でなければ「是」と言えないのか。ならば初めから身体的に不妊である男女の恋愛は意味ないものなのか。はっきり答えられるものがいれば教えてくれ、と筆者は作品を通じて私たちに問いかけているように思えてならない。

そしておそらく誰もこの問いに答えられない。考え始めたら今の自分が揺らぐからだ。
この本を読んで焦燥にも似た感動を覚えるのは、そのせいだ。


筆者はまさしく命を削って作品を書いている。「塁」のようにはならないと、歯を食いしばって一生懸命自分を叱咤しながら。そして、自分でもわからない、でも誰にも答えてもらえないこの問いを投げかけ続けるうちに命尽きてしまいそうだ。
だから本書に、というか筆者に賞を与えてくれた方々に感謝する。
この賞は彼女に生きる希望を与えたはずだ。これほど意義のある賞があるだろうか。私にはできなかった、筆者に答える一つの形。
おこがましいが委員の方々に握手して回りたい。

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電子書籍

深い

2022/08/26 18:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とけい - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて、こんなにも生々しい小説を読んだと思う。
読めば読むほどに飲み込まれるようで、登場人物たちの日々を、目の前で見ているようだった。1人でじっくりと読んで欲しい作品。

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電子書籍

たいとる

2021/02/03 12:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:二食 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは濃い。接触してきた同性愛作品の中でどれよりも濃厚だった。作品に飢えた腹が久々に満足した、いや、読んだあとに更に欲求不満になっている、もっと欲しくなっている。虚ろに生きてきた自分にとんでもない生気が注入されたのだ。主人公が塁の二作目と出会うときみたいに、私はこの作品を貪り読んでいだ。心を震えていながらこの本の世界に無間に堕ちてゆく、溺れていた。

塁がひとりの知人ととてつもなく似ていて、そのせいでこの作品の中に非常に痛々しい体験をした、苦痛とも言えた、苦しくて頭をかかえ、涙を流して、そんな状態でページをめぐっていた。自分としては、主人公のしたことに対しては共感できない部分が多かった、どちらかというと、わたしも塁と似てるんですから。もっと二人を接触させて、傷つけ合いなよ、と心の中の声がそう言っている。だけどそれをやったらリアルさを失うことに繋がるかもしれない。少なくともわたしでは考え出せない。結論をゆうと、まだまだ満足していないが、ここまですきな小説を読めるなんて思いもしなかった。

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紙の本

ひとたび恋に落ちたら、もう二度と地球に戻って来れないような、そんな苛烈な恋愛小説です。

2003/11/28 10:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高島K史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この作品を読むまで中山可穂という名前も、これが山本周五郎賞受賞作というのも知らなかった。図書館だった。ふと目に付いた「白い薔薇の淵まで」というタイトルの不穏な美しさに惹かれて読み出すと止まらなかった。閉館時間も忘れ、近くのソファーに腰を下ろして耽読した。それは「耽読」という言い方がまさに相応しい。

 読書経験を重ねると「感動」というものに免疫が出来てしまうようだ、と最近私は思っている。特に「感動」が売りの恋愛小説に関してすっかり「すれっからし(笑)」になってしまい、巷で話題の恋愛小説を手にとっても「ありがちじゃん」と不満を募らせ、結局、古典に帰ったりする。ところが、この「白い薔薇の淵まで」には見事に感動させられてしまった。どうしてだろう?
 たぶんそれは、中山可穂の切実さに胸を打たれてしまうからだ。自分をむき出しにしてまでわかってほしい、という思いに溢れた文章の力強さ。一歩間違えればただの、芸術に昇華できない自意識過剰に過ぎないかもしれないこの力で、読まされる。

 中山可穂の作品はほぼ全てが女性同士の性愛を描いたものである。この「白い薔薇の淵まで」も、ジャン・ジュネの再来と謳われる新人小説家=塁と平凡なOL=クーチの、女性同士の、苛烈な恋愛を描いたものである。

 恋愛小説と言うのはおおざっぱに言ってしまえば、コミュニケーションとディスコミュニケーションに関する小説のことだが、この作品はコミュニケーションの不全が大きな問題になっている。そしてその問題は、エキセントリックな人格を持つ塁の言動によって、普遍性からは遠ざかったもののように見みえるが、結局は、誰かが誰かを好きになっている、という原始的な、それだけの問題なのだ。この小説の普遍性、小説世界と現実世界のつながりはそこに集約されるだろう。
(だから同性愛というモティーフを敬遠してこの本を手に取らないというのはちょっと残念なことだと思う、とも付け加えておこう)。

 あとがきに「少数の読者に深く愛される作家であり続けたい」とある。普通、作家が「少数の読者に」などと言う時は、負け惜しみじゃないのか、と私は思ったものだが、中山可穂の場合それは実に切実な気持なのだろうと思う。中山可穂は、イコール、彼女の本、と言ってもいいのではないか、そう思ってしまうようなとてもいいあとがきであり、ちょっとこれは小説を読みはじめる前に目を通すといいのではないか、と感じた。

 ところで中山可穂の今の所の最高傑作はわたし的にも客観的にも、この「白い薔薇の淵まで」と言って良いだろう。これ以降から現在までの作品は、割と大人しいというか、モラトリアム期間中というか、「白い薔薇〜」以前(主に「猫背の王子」「天使の骨」などのミチルシリーズ)ほどのあぶなっかしさがない。ともすると破綻してしまうような構成のアンバランスさと、人物のエキセントリックさ、これが中山可穂の最大の魅力であり本質であると私は思っているから、またそれを長篇でやってほしいなぁ、とひとりのファンとして勝手に期待している。

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2004/09/26 11:19

投稿元:ブクログ

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2004/10/26 15:27

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2004/10/15 02:25

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2004/10/18 18:14

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2005/07/02 07:18

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2006/03/19 19:32

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2006/04/19 16:28

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2007/02/20 02:43

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2007/04/17 19:48

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2007/12/06 11:22

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2008/01/27 12:07

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