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異形にされた人たち
著者 塩見鮮一郎 (著)
差別・被差別問題に関心を持つとき、避けて通れない考察をここにそろえる。サンカ、弾左衛門から、別所、俘囚、東光寺まで。近代の目はかつて差別された人々を「異形の人」として、「...
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異形にされた人たち (河出文庫)
商品説明
差別・被差別問題に関心を持つとき、避けて通れない考察をここにそろえる。サンカ、弾左衛門から、別所、俘囚、東光寺まで。近代の目はかつて差別された人々を「異形の人」として、「再発見」する。
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紙の本
被差別部落に関する著作で定評のある塩見鮮一郎氏の「異形にされた人々」に再度光を当てた貴重な書です!
2020/06/30 11:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、非差別部落などの分野で多くの著作を発表してこられた塩見鮮一郎氏による作品です。同書の中で著者は、「差別・被差別問題に関心を持つとき、必ず避けて通れないのが、<異形>視された人たちだ」と言います。例えば、貧民窟、サンカ、弾左衛門、乞食、別所、東光寺、俘囚といった人たちです。「明治期の四民平等によって、かつて差別された人々は忘れ去られたようだが、近代の目は彼らを<異形の人>として再発見する」と著者は主張しています。同書は、そうした異形の人たちに再び焦点を当てた一冊です。同書の内容構成は、「異形にされた人たち」、「山窩はなぜ興味をそそったか」、「虚構としての山窩」、「コトリとサンカ」、「弾左衛門の読み方」、「新聞事始」、「乞食への哀感」、「賎民史のインデックス」、「五百年前の東京」、「別所と東光寺の魅力」、「起源論の水準」、「差別と天皇」となっています。