商品説明
第7回大江健三郎賞受賞作! 優しいピアノ教師の一瞬の狂気(「アウトサイド」)、ボディビルにのめりこむ主婦(「哀しみのウェイトトレーニー」)、カーテンの膨らみから広がる妄想(「私は名前で呼んでる」)、猿山の猿が起こす奇跡(「マゴッチギャオの夜、いつも通り」)……奇想天外、前代未聞、野間文芸新人賞作家の想像力がはじけ飛ぶ、13の“アウトサイド”な短篇集!
著者紹介
本谷有希子 (著)
- 略歴
- 1979年生まれ。「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。「幸せ最高ありがとうマジで!」で岸田國士戯曲賞、「ぬるい毒」で野間文芸新人賞を受賞。
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書店員レビュー
これでもかと言う具合に詰め込まれているのは、
ジュンク堂書店郡山店さん
これでもかと言う具合に詰め込まれているのは、
いちいち個性的で、ユーモラスで、かつ意味深な13の物語だ。
日常の中に非日常があったり、
可笑しさの中に恐ろしさや悲しさがあったり、
一見突拍子もないけれど、その一つ一つが不思議な魅力を秘めている。
あまり深く考えずにさらっと読む方がいいかも知れない。
めまぐるしく変わる世界観に惑わされ、引き込まれ、存分に戸惑って欲しい。
それが、短編集ならではの楽しみ方である。
文芸担当 有我