紙の本
結局はカネ目的の売国奴だけ
2019/11/24 03:12
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投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なぜ、他国でなく中国をわざわざ選ぶのか」に誰も正面切って答えていない時点でお察しである
中華思想の危険性にも触れない
グローバリストの手先のような人物も散見する
「もっと日本は中国に投資するべきです。まだまだ甘い」ってなどこまでも日本から搾り取ろうとする元日本人の売国奴たちの叫びが延々と続く。
だが私は忘れない。
上海に行った時に日本人たる私たちを怒りの目で見てきた中国雑技団の連中を。
そもそも「中国には1〜2割ほど親日家がいます。だから何も心配するな」って言葉は逆に言えば「ほとんどが反日です。だから何も心配するな」ってことと同義じゃないか。馬鹿らしい
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予想以上にキチンと作られた本だった。編集意図はもちろん「2012年9月に反日デモが発生したが、そのニュースの裏側で中国の素顔はどうだったのか」というものである。この本はそれにも答えてはいるが、図らずも様々な職種の日本人を登場させて、キチンと原稿を回収していることで、在中日本人の文化体験記録にもなっている。
私はデモの発生当初から日本のニュースと在日日本人の反応に偏りがあると感じていた。というのも、その半月前に韓国に対する日本人の反応にウンザリするような偏りを感じていたからである。半月前に私は一ヶ月の長期韓国旅行をしていた。当時当の韓国内では、竹島に韓国大統領が渡っていて日本で大ニュースとして扱われていたらしいが、オリンピックサッカーで韓国が日本を破ったニュースよりも小さく扱われていたのである。8.15に私は従軍慰安婦集会に参加したが、何の危険も感じなかった。それよりも韓国の田舎町を旅して自分が日本人と知られても、親切は受けたが嫌な思いは一切しなかったのである。ところが、帰国するとみんな一様に「大丈夫だった?」と言うのである。
この本を読んで、韓国の事情と中国のそれとはやはり少し違っていて、中国で全て安全とは言えないとは思った。しかし、大まかでは、在日日本人はやはり色のついたマスコミの眼鏡でしか、中国を見ていないと思ったのである。
現在中国には14万人以上の日本人が住んでいるそうだ。日系企業は22000社。日本の対中直接投資額は国別で一位(全体の約6.6%)、日本の貿易総額に占める中国の割合も約2割に達し、米国を抜いて最大の貿易相手国である。
我々はこの巨大な国と付き合っていかざるを得ない。それなのに、相手の目を見てモノを言わない昨今のコミュニケーション下手の若者のような付き合い下手を、我が日本国首相は晒しているのではないか。この本の誰かが言っていたが、「相手は顔かたちは似ているが、外国人なのである。生い立ちや習慣や性格が違うのは、当たり前」なのである。日本人は「中国人は「はい」と言っておきながら、なぜ指示に従わず仕事をしてしまうのか」と思っているだろうが、中国人も「日本人はなぜあんなに細かいのか」と思っているだろう。
大変刺激に富んだ本だった。
その他、記録メモを幾つか。
●「寿司緑川」料理長の好きな中国語は「不客気(どういたしまして)」。「謝謝!」と言うと、みんなこの言葉を返す。日本では死語になりつつあるのに。
●俳優矢野浩二が、最近抗日ドラマにも人間味のある軍人とかが出てくる様になったと言っている。彼は現在抗日戦争期に八路軍に入隊した元日本軍人の役で長期ロケに入っているらしい。
●原田燎太郎(35)は、在中10年、ハンセン病支援NGO「家JIA」代表として、中国人にボランティアの裾野を広げている。
●藤田康介(39)在中17年は、台湾系のクリニックで、中国伝統医学の医師として日々上海で診察している。
●在中10年の高校生天野端月さん(15)は言う。「(お互いいい感情を持てないのはなぜか)それは、多くの人が国と国との関係にとらわれ、不安や恐怖を必要以上に感じているからではないで��ょうか」
2013年10月26日読了
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≪購入した目的≫
現在中国に住んでいらっしゃる方々の様々な生き方について知りたかったため。
≪実際読了後の感想≫
自分の期待していた目的以上に内容が濃密に詰まった本だった。
108人という人数も要因として有ると思うが、集めて有る対象の地域や年齢にも偏りがなく、1人1人のページに経歴や想いがふんだんに詰まっていて、飽きることなく読み終えることが出来た。
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中国で工場を持って沢山の中国人を雇っている私にとって、目頭が熱くなる一冊でした。果たして一般人の中国人と日本人はチャンと付き合って話をした人がどれくらいいるのでしょう?何事も現地現認で判断をすることが必要です。ぜひ読んでみてください。
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想像していたとおり、現場の日本人の中国人に対する印象は共通して、我々日本にいるものと次の点で相当違っていた。
・2012年9月のデモは日本で報道されているほど現地日本人が危険を感じる規模と感情的なものではなかった。
・中国人は政府の動きに懐疑的で、付き合いがあれば、国家間と個人間の話はべつものと考えている。
・現地日本人は、日本で報道されているほど中国人の性格や品格に問題を感じていない。むしろ、礼には礼を返す点など日本人が見習うべきと思うひともいる。
・日本人の発想が行動規範として正しいと思って接すると摩擦を生じ事が進まない。どちらが正しいとはいえず、相手の考え方に合わせようとする気持ちが必要。
・1980年以降の一人っ子政策の若者は思考範囲が狭く日本人を受け入れづらい傾向がある。ただし、世代によらず謙日思考の人の多くが、訪日経験や日本人との付き合いが一切ない人。
・大学など高等教育を受けた都会生活者の思考はしっかりしていて仕事もよくこなす。日系でデモの被害を受けた企業の中国人従業員もその復旧作業に全面的に協力してくれた。
・2005年、2010年にもデモが発生したが、それらではその後の活動に日本人であることの影響はほとんどなかった。しかし、今回2012年9月直後に予定されていたイベントの多くは中止になり、それ以降も業種によって「日本人だから」という理由で発注が減ったまま、現在に至っているものもある。一方で影響が1週間程度など極一部だった飲食店などもある。
以上が本書のメインなのだが、それより僕としては、各自の仕事の経緯や内容が多岐に渡っていて、それぞれ面白く、各々が自分自身で道を開いて現在の地位を得ていることに感動した。大半の人が多くの困難に負けずに、毎日を前向きに活発に活動されてきたことがわかる。
内向きに、いい環境で仕事ができることを望んでいる国内の日本人との温度差を感じた。
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昨年の反日のちきに中国に住んでいた日本人の記録である。メディアが大げさに書きすぎているということが明らかであった。
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デモの頃はあまり日本の報道を見ずに、意識的に中国在住者の発信を見ていたので、その点で私にとっては目新しい内容でもなかったのだが、むしろこの本で興味をひかれたのはこの108人のバックグラウンドそれ自体だった
とても素敵な生き方をなされている方が何人もいらっしゃって、それがとても胸をうつ内容だった
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中国で暮らした日本人の手記集。
考えてみれば、中国には、たくさんの日本人がさまざま事情で駐在し、暮らしている。
その人たちから見た、中国の実情が描かれている。
文章を綴ることが本職ではない人がちょっとづつ書いた、短文集なので、読み物としてはつまらない。
国としての中国の振舞について、日本国内で報道等を通じて知る限り、正直うんざりするし、ある意味許しがたい。
しかし、中国の人も個人的に付き合えば、当たり前だが、嫌なやつも、すごく尊敬できる人もいるだろう。
中国人が個人的にいいやつかどうか、中国の地域社会が日本人にとって暮らしやすいか否か。
そういったことと、国交は関係ないのは、いわばあたりまえのこと。
当たり前のことを当たり前だと気づかせようとしている本。
個人と社会と国と。
どういう関係なのか考え、よい距離感をつかまなくては、と思う。
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中国に行っていたくなる本。
テレビやネットの話だけでは本当の情報は得られないよなって改めて実感。
でも、大体パターンが一緒なんでちょっと最後の方は飽きた
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108人の日本人が中国でどう考え、どう暮らしているのかをそれぞれに証言した一冊。特に尖閣国有化後の反日デモが起こったとき、どうだったかが体験的にいろいろ語られている。おおぜいが出できて、いろんなことを言うというたぐいの本はあまり好きでなかったけど、これは読ませるな。隣国なのに、これほどの情報ギャップがある。日本人って、北京のことより、パリのことのほうがよく知っているかもね。
いろんな日本人もいれば中国人もいるという普通のことが描かれた一冊なわけだが、こういうものを改めて読んで面白いと思えるというのも、まったくもって両国の間は遠い。もっと頻繁に行き来すれば変わってくると思うのだけど。といっても、私も十年来、中国は行ってなかったっけ。
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うち自身、このデモ騒動で移住が一度取りやめになりました
約半年後に結局住みはじめ、肩身の狭い思いをしたことも、タクシーのおっちゃんに持論を振りかざされたこともありました
もちろん日本人ってわかったから逆に興味を持ってたくさん話しかけてもらえたこと、親切にしてもらったこともあります
ここに寄稿しているみなさんの体験・感じ方がばらばら
であるように
日本人も中国人もどちらも感情のある人間であって
すべて通り一遍ではいかないのが実情で
じゃあそこからどうやっていくのか?
相対するのが人間だから、相手が自分を嫌いになるのも好きになるのも、自分がどう接するか
これに尽きると思います
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実際に中国で暮らす人の声。
あの反日でもも経験されている人も。報道とは違う面も見れる。
政治とは切り離して考えなければならない部分も多い。
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総じて中国に住む事をポジティブにとらえている。ただ政治と個人の関係が同じではないのは当たり前であり、そこを取り立てて強調してもそれほど驚く事ではない。ただ残念なことにどれだけ個人レベルで日本人が中国人と関係を築いても、結局中国政府のさじ加減一つで、日本人を知らない大多数をあおり、矛先をこちらに向ける事ができる。そういう意味では不愉快なことが多い国ではある。
文中にて野村総研北京の松野さんという方が若者が洗脳されていると言っている。その理由は他国の歴史や国民の価値観について語るとき、あまりに視野が狭いと感じる事だそうだ。その例として尖閣諸島の領有権に関して、全員が自国のものと答える事という。これを洗脳と呼ぶかどうかはわからないが、一部の物事(こと領有権、歴史、政治)に関しては意見の多様性が一切ない事は若者と話していると感じられるのは同感だ。またその意見・見解に一貫性がない事も多々あるが、多様性を一切認めないため、議論にすらならない。
関係ないけど、文中にあったウルムチのFubarというレストランは訪れてみたい。
2016年北京にて。
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中国で尖閣諸島問題で抗日運動が起こった時、中国に在住していた日本人108人の体験とそのときの思いが、綴られている。日本マスコミの加熱した報道姿勢、そして中国政府(中国共産党政権)と中国人民は別物ということらしい。