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ゴミ箱から失礼いたします
僕の名前は小山萌太。ごくごく普通の高校二年生、のはずだった。ある日ゴミ箱と出会うまでは……。ゴミ箱は神々しく美しく、僕の心をとらえてしまった。その中に自分が入っていないこ...
ゴミ箱から失礼いたします
商品説明
僕の名前は小山萌太。ごくごく普通の高校二年生、のはずだった。ある日ゴミ箱と出会うまでは……。ゴミ箱は神々しく美しく、僕の心をとらえてしまった。その中に自分が入っていないことが不自然だと感じてしまうほどに。そして僕はゴミ箱の中に入った。不思議な満足感に満たされた僕は、ゆっくりと目をつぶった――って、おかしい! なぜ僕はゴミ箱の中に入っているんだ!? しかも出られなくなってる! そんな僕の前にクラスメイトの少女・水無氷柱があらわれる。そして彼女は言った。「あなたは、妖怪ゴミ箱男よ」って、なにその残念な妖怪!? 風変わりな学園コメディ、ゴミ箱から登場!
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主人公は常時ゴミ箱の中。異様な状況と会話が楽しい
2010/02/10 00:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりそば - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の萌太は、ゴミ箱に突然見入られてしまい、その中に入り恍惚をおぼえた。
我に帰ると、もう抜けられなくなってしまっている。彼は妖怪「ゴミ箱男」になってしまったのだ。
萌太は、毒舌少女である水無の協力のもとに解決策を探す。
「ゴミ箱に常時入ってる主人公」というのも、たぶん世界初でしょうが、設定をしっかり活かしております。
「なんでお前はゴミ箱に入っているんだ」と家族会議を開かれたり、スケボーに乗って移動したり。
そういう、しなくていい苦労を、主人公が耐える姿が非情に楽しい。
あと会話が面白い。主人公がセリフや地の分で突っ込むのですが、強すぎず弱すぎず絶妙。ボケ役も、毒舌ヒロイン達がいい仕事をしてくれてます。
「化物語」の会話が好きな人は楽しめると思います。テンポいいし。ヒロイン毒舌だし。
この巻の最後で、「妖怪ゴミ箱男」問題は解決してしまうのですが、何とか、主人公にはゴミ箱に入り続けて欲しいものです。その設定から生まれる異様な状況が、実に面白かったので。