渚フォルテッシモ 5
山ノ上大地には秘密がある。クラスメイトの美少女で正体は伝説の人魚――麻生渚と共に、浜森の町を魔物から守っているのだ。人形師事件が無事に終わった夏の終わり、学校祭の準備に盛...
渚フォルテッシモ 5
商品説明
山ノ上大地には秘密がある。クラスメイトの美少女で正体は伝説の人魚――麻生渚と共に、浜森の町を魔物から守っているのだ。人形師事件が無事に終わった夏の終わり、学校祭の準備に盛り上がる大地と渚。空美や朱里、UMA研究会の面々と共に、発表会に向けて画期的(危ない?)企画も動き出す!? ……そんな大地のもとに、ずっと行方不明だった大地の従兄・土志紀が姿をあらわした。なんと土志紀は、浜森に開く魔物の通り道・通路で拾った魔物を身の内に飼ってしまったのだ! 暴走を始める強敵を前にとまどう大地と渚。ふたりの絆が試される戦いが始まる――。
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ツンデレ女王の終焉
2009/05/28 15:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきに『とりあえず、これで一区切りとなります』とあるのは、今回の『土志紀編』が、ではなく本シリーズが(オトナの事情で)一区切りという意味のようである。いかにもお別れというあとがきを読むに連れ何とも残念無念な雰囲気が漂ってくる。出来る限り一冊で纏めましたという性急な印象を残す第5巻である。本シリーズは学園モノに魔物退治までは良かったが、渚の「歌手」や朱理の「小説家」という設定が今から思えば余分だったのではなかろうか。これらを活かしたエピソードもあるにはあったが、あまり多方面に話を膨らませると物語全体の焦点がぼやけてしまう。逆に空美や香流には生徒会という設定がありながら、大地や渚が生徒会に絡まないので活かせないし、かといってUMA同好会で毎回UMA探しをする訳にもいかないだろう(そもそも地味過ぎるし)。さらに魔物退治にも関わらないとなればこの2人は活躍の場が無いのである。こうした手詰まりが発生したのではと根拠もなく推測してみる。ただ、渚のツンデレ破壊力はシリーズを通して絶大で充分に楽しませて貰ったし、本巻にしても大地のポジションが唐突にUPしたものの主人公としてヒーロー然とした活躍も出来て良かったと思う。本編はこれから夏休み!というところで終わるが、巻末に番外編として短編【夏休みのひととき】が収録されている。