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他者の物語を操る者
2022/03/21 19:11
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投稿者:タマミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
自分の存在を認識させず、他人の願望や空想を利用する、厄介な能力者が登場。
海賊課のチーフ・バスターの考えた物語が現実化し、敵も味方もその筋書き通りに操られてしまう。
クライマックスは、アプロとヨウ冥の三度目の直接対決。
意識を食うアプロは、かなり最強に近い生物なのでは。
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いつも通りの楽しいドタバタ劇で、いつものように、人の想いや言葉が世界を世界たらしめているという主題。
なんだけど、匋冥神(たぶん信仰という妄想が生み出した何らかのエネルギー)がフリーザーから出現したのはピンとこなかったな。聖剣シューフェンバルドゥの方は違和感ないんだけど。
ついにラテルに彼女というか妻が出来るのか(しかも聖剣のお赦し付き)と思いきや、やっぱりフラれるのね。
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おそらく、作中最強であろう黒猫の出番がえらく少ない気がする。
いや、気のせいではないと思う。
わりと海賊よりの話。最近このケースが多いという声もあったが、
正直よく覚えていない。
ああ、でもA級の敵とか正義の眼とかそうかも。
イラスト(表紙)が黒猫しかいない気がするのも気のせいかもしれんが。
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今までと異なり、ラジェンドラの視点で書かれる世界にもかかわらず、いつもと変わらぬ世界がある、というのは凄い。
ラテルの二股ってのもみてみたかった気がするが、まぁ結果は同じだろうな、などと思わせてくれるのも、確固たる世界観の為せる業だと思う。
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「ラジェンドラ・レポート」と副題はついてるけど、今回はラテル主役かな(ヨウメイは抜きにして)。アプロがあまり動かないのが寂しい(直前に読んだ「A級の敵」がアプロ主だったのもあり余計に…)。ラジェンドラの報告という形をとっているけれど、あまりにも人間すぎてちょっと活かし切れていないかな。神林作品の、理解がついて行かないほどの「引っ張られ感」はあまり感じられず、結局無難にまとまってしまったような…
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敵は海賊。6年ぶりの最新刊はサブタイトルの通り海賊の敵が出現。海賊の敵を始末しようとする海賊と、その海賊の敵を利用して海賊を始末しようとする海賊課と、その中間に立つ惑星国家との変則三つ巴の戦い。
海賊課のラテル・黒猫アプロ・ラジェンドラの漫才トリオと、匋冥・ジュビリー、そして今回のゲスト登場者ポワナの哲学的やり取りのバランスがよかった。
アプロはただ食い気で騒いでるだけだったのが残念。
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敵は海賊シリーズ9作目?
(どうでもいいが、タイトルを見ただけでは既読か新作かわかりにくい…)
海賊課三人組の中では、毒舌ラジェンドラが一番お気に入りの私。そのラジェンドラが書いた本作!さぞかし高慢と罵詈雑言の嵐に違いない、と思ったら…
意外におとなしかった。あらら。
まあ、ラジェンドラはコンピュータで、毒舌でも中身は理路整然としているのが当たり前。ストーリー自体が判りやすくなっているのは有難いけども(いつもは半分位分からないまま読みとばしている)その分、ジャズのようなライブ的な?変速的な?文章が味わえなかったのは残念。
加えて、キャラがいつものメンバーだけで終わっているのと(ゲストキャラ姉弟くらい)ヨウメイの敵、神との対決があっさり終わってしまって、あらら。
とはいえ、いつものキャラがいつもの掛け合いをやってくれて、みんな健在そうで、十分楽しめました。
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7年ぶり長編万歳!!今回は自分が猫リア充なので、アプロ萌えが抑えぎみでした。文章が、ラジェンドラ目線だからなのかも。
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実際に猫が進化して人間と同じくらいの知能を持ったらきっとアプロみたいになるに違いない。という訳で『敵は海賊・海賊の敵』を読み終わった。6年ぶりのシリーズ長編刊行である。面白かった。ラテルとアプロとラジェンドラのやり取りに「これだこれ」とうれしくなる。
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久しぶりの新刊!嬉しいです。
アプロもラテルもラジェンドラも相変わらずで何より(で良いのか悪いのか)。
久々のフィラール舞台でシャルも出てくるしクラーラも出てくるし萄冥さんも人間だったねえと改めて実感しました。ちょっとこういうシチュエーションはときめきますね。それにしても怖いものナシのポワナさんでしたがある意味こういう天然が一番したたかに生き延びるのかも知れないなあなんて思いました。まあ一番したたかなのはアプロでしょうけれどもね。面白かったです。
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宗教という発明をネタに神林作品にしてはわかりやすくあっさり楽しかったです。以前はこの人の本って半分飛ばし読みにならざるをえない…というか、なんかすごく難解でぽかーん?とすることが多かったのですが。
雪風のアンブロークンアローもすごく面白かったから、自分の好みがこっち寄りに変わったのかも?このシリーズ全部と七胴落としあたりから読み直してみたくなりました。
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回を追う毎にラテルやアプロより匋冥の方が人間くさくなってきましたね。
神林さんの興味は匋冥の内面に移りつつあるのかも。
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ラジェンドラ視点から語られる久しぶりの続編
人工AIに語らせようとした時点で、登場人物に客観的になりすぎたのは、若干無理があったのではないだろうか。
でも海賊課の連中に会いたくて続けて読んでしまうライフワーク小説
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久々(6年ぶり)の敵海新刊。いつものメンバーでいつものやりとりがあったりするだけでニヤリ。内容的には後半の展開が忙しかったからもう少しゆっくり風呂敷畳んで欲しかったところ。それにしても、ヨウ冥は出てくるだけでテンション上がるなー!
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久しぶりに読むと こんな読みにくい文体だったけ?って やっと慣れてきた頃に バツんと終わってしまった感じ。でも このシリーズはやっぱり好き