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はじめて楽しむ万葉集
著者 著者:上野 誠
万葉集は楽しんで読むのが一番! 定番歌からあまり知られていない歌まで、84首をわかりやすく解説。万葉びとの恋心や親子の情愛など、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界を旅し、万葉...
はじめて楽しむ万葉集
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はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)
商品説明
万葉集は楽しんで読むのが一番! 定番歌からあまり知られていない歌まで、84首をわかりやすく解説。万葉びとの恋心や親子の情愛など、瑞々しい情感を湛えた和歌の世界を旅し、万葉集の新しい魅力に触れる。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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時代が変われば。
2024/03/01 10:16
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投稿者:雨宮司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと前までは、「万葉集」の研究と言えば中西進氏だった。今でも研究を続けておられるだろうが、何せ令和の名付け親になってしまったから、ちょっと棚の上に置かれている感じがする(誤解のない様に言っておくが、中西氏の研究は今も立派なものだ)。私の幼少時は、「万葉集」の研究の御大と言えば故・犬養孝だった。本当に心から万葉の歌を楽しんでおられ、子ども心にも微笑ましかった。前置きが長くなったが、今の研究者で最も実力・人気ともにトップクラスにあるのは上野誠氏だろうか。本書は、その上野氏が「万葉集」の初心者に対して記した入門書だ。学術的なことはなるべく表に出さない様にして、初心者が素直に「万葉集」の世界に親しめる様に、1コラムに1首の原則で魅力ある歌、現代にも通じる歌を中心に紹介している。研究者にとっては物足りないかもしれないが、初心者には丁度いい。現代人と万葉人との共通点と違うところをさり気なく記し、「万葉集」の魅力を伝えている。この意義は大きい。その道の研究者がこういう入門書を出すのは、いつの世にも必要なことだし、研究を広く一般にフィードバックさせるには、必ずこうした本が書かれねばならない。そんな性格の本だ。遙か昔の時代を知るにはいい入門書だ。