0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sakura - この投稿者のレビュー一覧を見る
印象に残る作品。感動的なシーンもたくさんあるんだけど、中国人がなんでも盗んでしまってルールを守らないんだってところが特に印象に残った。いつも緻密な取材に基づいて書いている真山さんの作品だからこそ、中国人ってそうなの?と思ってしまった。
作品は臨場感あふれていて、目がはなせなくて、とにかく面白かった。
エンディングがちょっと
2017/11/26 13:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハゲタカでお馴染みの真山仁さんの著作です。エンディングでもうひと波乱あるかと思って読んでましたが、これがあるべき姿とも言えるのかと思います。
投稿元:
レビューを見る
上下巻一気に読んでしまった。
主人公の一人、ドンがどんな境遇に陥ろうとも
へこたれないところにカッコよさを感じた。
ただ最後、「これで終わり?」という印象。
田嶋、ドン、そして原発の今後を読みたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
山田さん所有
→10/05/09 南井レンタル→10/06/27返却
→10/06/27 片野さんレンタル→10/08/01返却(浦野預かり)→10/09/26返却
投稿元:
レビューを見る
技術的なことはわからないが、読めば読むほど北京オリンピックの開会式の中で運転開始を披露することは無理だと思った。
国家の威信をかけたプロジェクト。
失敗は許されないが、安全のために延期することは少しも恥ではないと思う。
しかし、この国は違った。
たとえ、まがい物であっても体裁さえ整えば良いのだ。
起こるべくして起きた事故。
国民性の違いから最初は対立していた若き党幹部と日本の技術顧問。
苛立、対立しながらも二人の間に「希望」でつながれた絆が生まれていた。
この二人の男たちが、何としても最悪の事態を避けるべく力を合わせる。死をも覚悟した極限の状況下で。
しかし、事態は刻一刻と最悪の事態へ向かう。
おそらく原発を安全に止めることは不可能だろう。
奇跡が起こらない限り。
でも私は信じたい。
まがい物ではない彼らの絆はきっと奇跡を起こす。
最後に残るのは「希望」なのだ。
投稿元:
レビューを見る
中国に建設する原子力発電所の技術顧問として現地で活躍する日本人と、中国共産党幹部が確執を経て強い友情で結ばれるようになり、世界最大の原子力発電所を北京オリンピック開会式までに完成するために、様々な課題に立ち向かっていく。
日本と中国との商習慣や人間関係、政治と産業との関係、労働に関する常識などの違いが活き活きと描かれていて、興味深い。中国に進出する日本企業の苦労が想像される。
また、後半の原発事故への対策の様子はアクションドラマのようで、エンターテイメントとしても惹き込まれる。
投稿元:
レビューを見る
真山仁さんは中国の取材に三回くらい行かれてこの本を書かれたそうですが、さすがに中国の真の姿をしっかりと捉えられています。
「大地の子」「ワイルドスワン」等は中国を知るための必読書ですが、
この「ベイジン」もその中に入りますね。
とても読みやすいので手っ取り早く「今の中国とはどんな国か」を
学べる格好の入門書のような気がします。
投稿元:
レビューを見る
下巻の序盤を過ぎる辺りから、怒涛の人間ドラマの展開になっていきます。
このあたりにくると、上巻を読むまで感じていた中国人に対する嫌悪感はあまり無くなっていて、ドン・シュエグンに至っては共感すら出来る有様。
田嶋とドンの信念と生き様が、最後の危機的状況でリンクしていく様相には感動を覚えました。
最後の最後で、「うおっ、これで終わりかよ!?」という終わり方。これはもう、続編が出ることを期待するしか無いでしょう。
この本は、是非とも手にとって読んでみて貰いたいだけに、レビューにはあまりシナリオがわかるような事を書いてません。きっと買って後悔はしないと思うので、この傑作を読んでみてください。おもしろいですよ!
投稿元:
レビューを見る
上下巻の下巻。中国共産党でエリートの階段を上ろうとしていたキャラクターが、日本人原発技術者であり、中国で建設中の世界最大の原発建設のプロジェクトマネージャーとの関わりあいの中で、物事の考え方が変わっていく様が面白かった。
この本を読んで、建設という一連のプロジェクトの中で、「関係者の気持ち」が技術と同程度に重要であると感じた。
戦後の日本を凌ぐ勢いで経済発展を続ける中国の原動力は、共産党の強烈なリーダーシップと、世界の一流国たらんという強い思いであり、共産党にマインドコントロールされている13億人の市民の底力なのかもしれない。
2010年6月15日 読了18(11)
投稿元:
レビューを見る
中国の実情がよく書かれていると思います。中国人が読んだらどう思うでしょうかね?ただ中国の実情を書いただけでなく、大きなテーマ「希望」。ラストは少々物足りないが、それでも十分楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
◆あらすじ◆
衝撃的な事故シミュレーションを突きつけられた田嶋とドンは、徹底的補強工事を決意し、最大の障壁である政府の実力者を失脚させることに成功する。
不和を乗り越え、”希望”を手に突き進む二人の夢───世界最大の原発から、北京五輪開会式に光は届くのか?
中国の暗部と現実を描き、共に生きる希望を謳い上げる一大傑作エンターテインメント!
投稿元:
レビューを見る
中国産ハリボテ原発の欠陥モグラ叩きは尽きることなく、ついに盟友の更迭まで追いやられる。一方、原発を舞台に中国腐敗幹部の権力抗争の中から、わずかながらも希望の光も芽生えだした。
結末がどっちに転ぶのかハラハラしながら読み進めました。いくぶん肩透かし気味ではありましたが、なんとも心憎いエンディングではありました。
(2010/6/21)
投稿元:
レビューを見る
本作の名言。「やればできるではなく、やらなければできない」「前にすすむより、立ち止まる方が勇気がいる。」真山仁の作品って、メッセージ性が強い。読むとパッションがわきます。
ただ、皆さんの感想同様にラストがなぁ。。
投稿元:
レビューを見る
中国人のことをここまで書いていいのかなぁと思うが、あとがきの作者の弁ではどうしても書きたかったのそうだ。
五輪前のダルフール問題や、中国の事情がリアル。
投稿元:
レビューを見る
世界最大の原発を中国につくる。その中国の威信をかけたプロジェクトに技術顧問として派遣された田嶋。彼は、「絶対安全」という品質を自身で譲れない物差しを持ち、その上で現地のスタッフとの絆を築き、反日感情も強かった現場の中で自らの使命を全うすべく奮闘する。
使命を全うすることに全力を傾けることと、その結果紡ぎだされる絆の強さが羨ましい。
また、本書の中では、中国人と日本人が互いに互いを恐れつつ軽蔑している様が描かれており、半年後には中国に行く自分としては興味深かった。
仕事を通して語れる内容というのはおそらく世界共通であり、理想を持ち、それに邁進することの大切さ、素晴らしさを思い出させられた。
元日に読んだこともあり、全力を尽くす、成果を出す、理想を求める、その姿勢をしっかりと持とうと感じさせられた。