- 販売開始日: 2013/12/13
- 出版社: PHP研究所
- ISBN:978-4-569-81384-4
アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相
著者 日高義樹
日本の人々は憲法を考えるにあたって、まずアメリカが太平洋戦争を自分たちに全く都合の良い形で日本国民のアタマに詰め込んだことを知らなくてはならない。日本にとって大東亜戦争は...
アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相
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商品説明
日本の人々は憲法を考えるにあたって、まずアメリカが太平洋戦争を自分たちに全く都合の良い形で日本国民のアタマに詰め込んだことを知らなくてはならない。日本にとって大東亜戦争は、近代国家として生きるための資源や市場を求めての経済戦争だった。だがアメリカはこの事実を全面的に否定し、「他民族を圧迫する侵略戦争である」と決めつけたのである。ヨーロッパから独立したアメリカは、両隣がカナダとメキシコという極めて弱く脅威にならない国であったこともあり、自然、国力の拡大を太平洋に向けることになった。日本もまた、明治維新が終わり、日清戦争と日露戦争に勝った後、資源を求めて南方に勢力を向け始めた。だが、すでにアジアは西欧諸国に蹂躙されて、ほとんどの国が植民地になっていた。勝者が歴史を書くという常識から言えば当然の結果であるが、いま憲法を見直すにあたっては、こうした歴史を無視するわけにはいかない。
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憲法記念日に考えてみる
2014/05/04 10:12
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投稿者:やびー - この投稿者のレビュー一覧を見る
現政権において、憲法改正の議論が俄かに挙がっている。
以前、購入し、読み終えていたが本棚から取り出し読み返してみた。
40年以上にわたり日米関係を取材し、歴史証言、資料を公開し著者は「昭和憲法とは日本に対する報復だった」と、総括する。
ただ、現憲法は悪い憲法では無い。だが、占領軍が作り押し付けられるのではなく、日本人自らが作る憲法を持つべきとして改正を訴える。
今の憲法が良いか悪いかは別として、現代に生きる我々は今の視点から、大日本帝国憲法を戦争に導いた悪い憲法。現憲法を平和憲法と相対化されているのでは無いか?
大日本帝国憲法制定においては現在とは違い、アングロサクソンによる帝国主義は脅威だった。
現憲法制定時には共産党の台頭や現代の東アジアは予期していなかった。
私は、平和国家である事を世界に主張しつつ現状にあった憲法を創るべきだと言う意見に立つ。 憲法とは何か?考えさせてくれる一冊と言える。