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彼が通る不思議なコースを私も
著者 白石一文 (著)
「本物の時間というのは、絶えず伸びたり縮んだりしているんだよ。人間はみんなひとりひとり、持っている時間の長さが違うんだ」――友人がビルから飛び降りようとしている現場で、霧...
彼が通る不思議なコースを私も
彼が通る不思議なコースを私も
商品説明
「本物の時間というのは、絶えず伸びたり縮んだりしているんだよ。人間はみんなひとりひとり、持っている時間の長さが違うんだ」――友人がビルから飛び降りようとしている現場で、霧子は黒ずくめの不思議な男と出会った。彼は修羅場の最中、気づけば消えるようにいなくなってしまった。彼の名前は椿林太郎。学習障害児の教育に携わる、抜群に優秀ですこし変わった小学校教師。霧子はひょんなことから彼と知り合うことになり、魅かれていくが、実は彼には知られざる不思議な能力があって……。“運命”をめぐる数々の名著を物した著者が、生への根源的な問いを放つ、渾身の一作。
著者紹介
白石一文 (著)
- 略歴
- 1958年福岡県生まれ。出版社勤務を経て、「一瞬の光」でデビュー。「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。
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不思議な椿先生
2021/02/23 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
均質の教育現場からは
切り捨てられてしまう子供たちのために
立ち上がる椿先生。
知力、運動能力共に高く、
教育者としては素晴らしいのに、
現実処理能力に劣る面もあり、
人間離れと人間くさいが同居している
不思議な人物でした。
彼が、子供たちと向き合うシーンを
もっと読みたかったです。
最後のシーンに私の理解が追いつかず、
そこだけ残念でした。