本当に欲しいものは持っていない
2016/03/13 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使になりたがる少年、親元に帰りたい少年、他にも色々訳ありな少年が集められた少年合唱団「クワイア」。みんなまだ変声期を迎える前の少年なのに、抱えるものが重たそうで…不思議な気持ちです。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使の歌声を持つ少年を集めた聖歌隊(候補?)のストーリー。
時代設定が古そうで、身売りっぽいのもあるかな。
天使の歌声じゃなくなると、普通の青年へ...
天使の声を持ち続けると...
ちょっとかたくて暗いイメージの作品です
投稿元:
レビューを見る
このひとは単行本デビュー作もそうだったけれどほんとに画がうまい。ペンの走らせ方もトーンの使い方もきれいにまとまっていて、少年たちの心の機微から、光と影の描写、窓から入る風、小川のほとりの木立、石造りの街並みに降る雨、降り積もる雪までとてもよく表現されている。
少年たちだけの閉じた世界を予想していたのだけれど、マルタ(マルグレーテ? マーガレット?)やサラといった少女たちも登場して、彼女たちの存在が少年たちの出自に関する事柄とともに、寄宿生たちの均一性とその固有のヒエラルキーとを揺さぶる要素となる模様。次巻にも期待・・・。
投稿元:
レビューを見る
[漫画] MAMA 1巻:連載漫画でも売野テイスト炸裂
http://orecen.com/manga/mama01/
投稿元:
レビューを見る
売野機子さん初の続刊連載。
少年合唱団のギムナジウムものです。
クワイア(合唱団)に所属する少年たちのうち、「ほんとうの天使」になれるのは神に選ばれた一握りの者だけ。歌声の美しさが頂点に達すると、命を失い「ほんとうの天使」になれるといわれている――。
日本が舞台の話が多い印象だったので、この内容は予想外でした。
不穏な空気と謎に満ちたストーリーではあるものの、少年たちのバックボーンややりとりなど読ませる部分も多い。ガブリエルの母からの手紙をめぐるラザロとのやりとりから、ガブリエルが過去を告白するくだりはよかった。
まだまだ謎だらけだけど、どういう展開になるのか、続刊が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
描きようによっては薄暗かったりどろどろしたりしそうな内容をわりときれいに描いてるから絵柄とあいまってするする読めてよかった〜 モブの少年たちがどう動いていくかが気になる
投稿元:
レビューを見る
確かにトーマの心臓っぽい雰囲気。
絵も綺麗だし物語も荘厳な感じでこれからが楽しみ。
海外に行きたくなる。
投稿元:
レビューを見る
表紙に惹かれたのと設定が面白そうだと思ったので購入。才能を持つものと持たざるもののコンプレックスを刺激しているいい作品だと思いました。
本当のうたごえを持つ者は死ぬ。この設定が作品の根幹にあるおかげで少年たちの人間関係がより一層面白くなりそうですね。才能があるとわかったら死につながる、そんな呪いめいたものに振り回されそうな主人公のガブリエルや他の少年たちの儚さがなんとも良い雰囲気を醸し出しています。才能に縛られたコンプレックスを解放するとき彼らがどう転がっていくのかも楽しみなところです。
天使になるという名目で死の階段を歩まさせれてる少年たちの行く先はどうなるのか。それぞれが持つ傷の出し合いを期待しつつ次巻を待ちます。
投稿元:
レビューを見る
売野さんの新刊。
天使のような声をもった男の子たちが集まる合唱団のギムナジウム。
本当に天使になるとき、彼らは天に召される、というお話。
売野さんは薔薇だってかけるよ、と同級生代行が大変好きだったので
今回も購入(ロンリープラネットはごちゃごちゃ感が好きでなかった)。
話は、彼女の独特の画風と相まってぞくぞくした。
過渡期にある少年たちのナーバスな感じや
美しさをどうやってこれから描いていくのかな、と気になるところ。
投稿元:
レビューを見る
ぞくっとくるお話でした。これは物語の前提で、二巻からさらに加速して面白くなりそうな予感。楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
ギムナジウムものってことで。つい買ってしまった。
合唱団に集められる少年たち。
その中で、本当に才能がある子には、「天使になる=死」という名誉が与えられるという・・・。
お金のために合唱団に入ったガブリエル。
親の理解を得られないまま合唱団に入ったラザロ。
ラザロの問題は、なんだか解決しそうか・・・。
ガブリエルはまだ何か抱えていそうな雰囲気で。
投稿元:
レビューを見る
歌声が真の美に達したとき、死が与えられ、少年は本当の“天使”になる。
皆がこの死を名誉として受け入れ、教えを信じている中で、主人公だけが違和感を感じ死を恐れている。
この設定こそがこの作品を特徴付けているもので、他の部分はベタな名作少女漫画へのオマージュになっていると思う。
今の所はファンタジーともサスペンスともなりうる描写で、この設定をどう活かしていくかで評価が分かれそう。
少年たちの抱える傷に触れながら、どのように真相に近づいていくのか。
作者初の長編だけに一層期待が高まる。
投稿元:
レビューを見る
音楽物が好きなので購入。
確かに音楽物なのですが、音の表現はそれほどでもないかなあ。繊細な少年たちらしい心理描写とかのがメインかも。
天使のような歌声、いつか本当に天使のごとき歌声を手に入れると死が訪れる少年たち。天使のよう、天使かもしれない、と認定された子は専門の寄宿舎に入れられ、家族には送金がある、という設定。
寄宿舎ものとしても弱いかなあ。
でも雰囲気よし、これからよくなりそうな予感がなんとなくありますし、繊細な感じはすき。
投稿元:
レビューを見る
pixivコミックで1話だけ。
放浪息子も少年ノートも連載中だというのに
失われ行く少年性をテーマにするとはチャレンジャー。
入江亜季以上に24年組的。(入江は劇画成分もあるので)
絵柄は物凄く可愛いし、処理が古い少女漫画風なだけで、
イナズマイレブン(の二次創作)を彷彿とさせる今風の絵柄。
目のキラキラが宝石みたい。
ラザロ可愛い。
投稿元:
レビューを見る
一昔前の少女漫画の流れを思わせる寄宿学校モノ。閉鎖された舞台にたゆたう少年たちの妖しい美しさが綿々と流れるけど、絵柄がさっぱりしてるので耽美になりすぎず読めるのが美味しい。
ただ、近代的なキリスト教社会を思わせる舞台はあまり異世界っぽくなく、おかげで天使の設定を「え、これ本当? 何かの実験や陰謀を隠してるとかない?」と無駄に疑ってしまったのが少し残念。
ガブリエルはママを卒業してしまったけど、タイトルはMAMA。少年たちの関係がメインと思わせて、それぞれの母子関係のほうがテーマなんだろうか。
ラザロくんのお母さんはいい人で、だからラザロくんも優しく育ったんだろうけど、彼がそういったプラス面の影響を自覚するのはまだ先のこと、というか下手すりゃ自覚する前に死にそうでうわあ。少年たちの未来に幸があってほしいけど、天使になるのとならないの、どっちが幸せかは当人たち次第。そして次巻予告が不穏。目が離せませんな。