紙の本
本当に欲しいものは持っていない
2016/03/13 16:09
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投稿者:よっちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使になりたがる少年、親元に帰りたい少年、他にも色々訳ありな少年が集められた少年合唱団「クワイア」。みんなまだ変声期を迎える前の少年なのに、抱えるものが重たそうで…不思議な気持ちです。
電子書籍
MAMA1
2016/03/11 10:54
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
天使の歌声を持つ少年を集めた聖歌隊(候補?)のストーリー。
時代設定が古そうで、身売りっぽいのもあるかな。
天使の歌声じゃなくなると、普通の青年へ...
天使の声を持ち続けると...
ちょっとかたくて暗いイメージの作品です
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好きな設定てんこ盛りだった!ギムナジウム、美少年、半ズボン…!たまりません。
家が貧しく暗い過去を持つ主人公のガブリエルが影だとすると、ラザロは天真爛漫で何もかも恵まれてる光。正反対のふたりが今後どうなっていくのか楽しみだし、他のキャラクターのお話も楽しみです。
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「彼女は漫画を見つけ、世界は売野機子を見つけた。」
上條淳士先生(仕事しろ)が帯に書いたこの名文を見よ!
売野さんの全てを表す素晴らしく素敵なこの推薦文をひっさげて発売された作品集「薔薇だって書けるよ」からの大ファンです。
洗練されていて欲しい。けど、洗練されすぎないで欲しい。
この昭和と平成の狭間に揺れる微妙な私の漫画心をくすぐる、なんとも言えず古くて新しい絵柄であり作風なんです。間違いなく絵うまいんだけど、なんでだろう・・・どっか古き良き少女漫画を読んだ時のような懐かしさを感じる。「花の24年組の再来」と呼ばれているらしいですが、本当に、大島弓子、萩尾望都、竹宮恵子、木原敏江・・・この辺の単語に反応する人は好きだと思う雰囲気です。
特にこの作品は、天使の歌声を持つ少年たちの集まるキムナジウム!設定だけでご飯10杯はいけるほど良いのです。
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売野さんの新刊。
天使のような声をもった男の子たちが集まる合唱団のギムナジウム。
本当に天使になるとき、彼らは天に召される、というお話。
売野さんは薔薇だってかけるよ、と同級生代行が大変好きだったので
今回も購入(ロンリープラネットはごちゃごちゃ感が好きでなかった)。
話は、彼女の独特の画風と相まってぞくぞくした。
過渡期にある少年たちのナーバスな感じや
美しさをどうやってこれから描いていくのかな、と気になるところ。
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音楽物が好きなので購入。
確かに音楽物なのですが、音の表現はそれほどでもないかなあ。繊細な少年たちらしい心理描写とかのがメインかも。
天使のような歌声、いつか本当に天使のごとき歌声を手に入れると死が訪れる少年たち。天使のよう、天使かもしれない、と認定された子は専門の寄宿舎に入れられ、家族には送金がある、という設定。
寄宿舎ものとしても弱いかなあ。
でも雰囲気よし、これからよくなりそうな予感がなんとなくありますし、繊細な感じはすき。
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美少年しか出てこない寄宿舎系でみんな闇もってて歌が一番うまい子は死ぬとかいう好きなもの詰め込んだような話。
長野先生の小説読んでるみたい…
台詞回しや描き方がすごく好み!ってわけじゃないけど、どことなく距離感のある近寄りがたい雰囲気みたいなのは好き。
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確かにトーマの心臓っぽい雰囲気。
絵も綺麗だし物語も荘厳な感じでこれからが楽しみ。
海外に行きたくなる。
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神に愛された歌声を持つ少年たちが集う学校、その裏に潜む少年たちの苦悩と死の影。
タイトルのデザインがかわいい!
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寄宿舎、少年たち、生と死、同性愛、幸福とはという問い・・・完結してしまった・・・大すきでした・・・
特に2巻のアベルとミカくんのお話がずっと心に残っている アベルを失ったミカくんのことずっと心配して見守っていたが、最終巻でネクタイを締めていて泣いちゃった ミカくん以外の子たちについても、それぞれの物語がしっかりしていて感情移入せずにはいられなかった 売野機子先生、これからも応援してます
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売野機子さん初の続刊連載。
少年合唱団のギムナジウムものです。
クワイア(合唱団)に所属する少年たちのうち、「ほんとうの天使」になれるのは神に選ばれた一握りの者だけ。歌声の美しさが頂点に達すると、命を失い「ほんとうの天使」になれるといわれている――。
日本が舞台の話が多い印象だったので、この内容は予想外でした。
不穏な空気と謎に満ちたストーリーではあるものの、少年たちのバックボーンややりとりなど読ませる部分も多い。ガブリエルの母からの手紙をめぐるラザロとのやりとりから、ガブリエルが過去を告白するくだりはよかった。
まだまだ謎だらけだけど、どういう展開になるのか、続刊が楽しみ。
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表紙に惹かれたのと設定が面白そうだと思ったので購入。才能を持つものと持たざるもののコンプレックスを刺激しているいい作品だと思いました。
本当のうたごえを持つ者は死ぬ。この設定が作品の根幹にあるおかげで少年たちの人間関係がより一層面白くなりそうですね。才能があるとわかったら死につながる、そんな呪いめいたものに振り回されそうな主人公のガブリエルや他の少年たちの儚さがなんとも良い雰囲気を醸し出しています。才能に縛られたコンプレックスを解放するとき彼らがどう転がっていくのかも楽しみなところです。
天使になるという名目で死の階段を歩まさせれてる少年たちの行く先はどうなるのか。それぞれが持つ傷の出し合いを期待しつつ次巻を待ちます。
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たまたま寄った本屋さんでプッシュされており表紙買い。久々のヒットです。
少年達は歌をうたい、限られた者だけが"天使"となり奇跡の歌声を手に入れ、死ぬ…
惹かれた方は是非!
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久しぶりにドはまりした作品。ミステリーなのかファンタジーなのかが気になるところ。キャラクターも個性的で、バックグラウンドが重い人間が多いが、それもまたドラマチックな展開にしてくれている。絵柄も好きです。
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一昔前の少女漫画の流れを思わせる寄宿学校モノ。閉鎖された舞台にたゆたう少年たちの妖しい美しさが綿々と流れるけど、絵柄がさっぱりしてるので耽美になりすぎず読めるのが美味しい。
ただ、近代的なキリスト教社会を思わせる舞台はあまり異世界っぽくなく、おかげで天使の設定を「え、これ本当? 何かの実験や陰謀を隠してるとかない?」と無駄に疑ってしまったのが少し残念。
ガブリエルはママを卒業してしまったけど、タイトルはMAMA。少年たちの関係がメインと思わせて、それぞれの母子関係のほうがテーマなんだろうか。
ラザロくんのお母さんはいい人で、だからラザロくんも優しく育ったんだろうけど、彼がそういったプラス面の影響を自覚するのはまだ先のこと、というか下手すりゃ自覚する前に死にそうでうわあ。少年たちの未来に幸があってほしいけど、天使になるのとならないの、どっちが幸せかは当人たち次第。そして次巻予告が不穏。目が離せませんな。