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「人の世界」と「物の世界」
著者 出光佐三 (著) , 出光興産人事部 (編)
『マルクスが日本に生まれていたら』『働く人の資本主義』以前に構想された未公刊の出光佐三語録。無私の精神による社会と我欲による社会の相 違を論じ、経営、経済、教育の根本等幅...
「人の世界」と「物の世界」
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「人の世界」と「物の世界」
商品説明
『マルクスが日本に生まれていたら』『働く人の資本主義』以前に構想された未公刊の出光佐三語録。無私の精神による社会と我欲による社会の相 違を論じ、経営、経済、教育の根本等幅広い話題を展開し、日本の進むべき道を示唆する。
著者紹介
出光佐三 (著)
- 略歴
- 1885~1981年。福岡県生まれ。神戸高等商業学校卒業。25歳で独立し、門司市に出光商会を創業。出光興産株式会社に改組、社長に就任。1972年出光興産の会長を退き、店主に就任。
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紙の本
グローバルということを考えるきっかけになりました。
2020/10/30 09:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人の世界」と「物の世界」という分類の仕方を初めて知りました。学校で〇〇主義とか〇〇社会といった分類をした呼び方を習いますが、それに加えて「人の世界」と「物の世界」という分類の仕方も学校で習えたら、世の中を見る視点が増えて良いのではないかと思いました。グローバルということを考えるきっかけになりました。
紙の本
ザ・日本人オブ日本人
2016/04/20 12:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
百田尚樹氏の『海賊とよばれた男』を読んで、出光佐三という人に興味を持って購入した。インタビュー形式である。読んでみて、出光佐三こそは日本人の中の日本人だと思った。皇室を敬う心がまずある。皇室が中心であるとはっきり言っている。日本は「人の世界」であり、それに対して外国は「物の世界」であるという。資本主義も社会主義も共産主義もみな、物の世界の論理である。出光氏は実にはっきりとわかっておられたのだ。
出光氏が言っておられたのは「黄金の奴隷になるな」ということ。カネのためなら嘘をついても人をだましても平気なのが昔の商人だったという。出光氏はこれとまったく逆を行った。
出光氏がもし今の日本を見たら、何と思うだろうか。
「労働の切り売り」は当たり前のことになり、社員よりも株主の方を見て経営する企業が普通になってきた。社内公用語を英語にして日本の文化を捨てる企業すらある。出光氏の理想とは全く逆の流れになっている。時代の流れだと言って諦めるしかないのだろうか。
「自社の利益よりも世のため人のため、國のため」という理念を持つ企業よ、出でよ、と思う。