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見知らぬ海へ
著者 隆慶一郎 (著)
戦国末期、好きな釣りに出ている時、城が敵の攻撃を受け、父と兄を失った男がいた。魚釣り侍と揶揄された向井正綱だが、遺志を受け継ぎ、北条水軍との駿河湾決戦で向井水軍の長として...
見知らぬ海へ
見知らぬ海へ (講談社文庫)
商品説明
戦国末期、好きな釣りに出ている時、城が敵の攻撃を受け、父と兄を失った男がいた。魚釣り侍と揶揄された向井正綱だが、遺志を受け継ぎ、北条水軍との駿河湾決戦で向井水軍の長として頭角を現していく。迫力溢れる戦闘場面、戦乱の世での父と子の生き様、徳川家康をも唸らせた、海の武将を描く歴史ロマン。(講談社文庫)
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紙の本
徳川家康の水軍
2002/04/28 21:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川家康のことは誰しも知っているが、その武将たちといえば、本多忠勝や井伊直政、榊原康政等陸軍ばかりだ。その天下平定にあたっては必ず信頼するに足る水軍の存在があったはずと思ったら、この人だったのかというのが本編の主人公である向井正綱。
父と兄を徳川家に殺され、武田家から徳川家に主を替え、天下を恐れさせた北条水軍を破るまでに至ったその男の生涯をさまざまな登場人物の感情や本人の家族とのやり取りなどで描いている。まだまだ続きそうなその結末は、永遠に書き足されることはないが、読みたかったなと残念に思う。これから総仕上げ、人生の大活躍の舞台というところで、終わってしまった。でもその終り方さえ、功ばかりを求めずに生きたその向井の生涯を思わせ、いい気分になること間違いなしだ。