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戦国末期、徳川家康に仕え向井水軍を率いた向井正綱のお話。
未完ながら隆作品の中でも一番好きな部類に入ります。
修学旅行で行った京都のキヨスクで大量に隆作品があるのを発見し、おみやげ費用を使って全部買い占めてしまったことも今や楽しい思い出。
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白石一郎ばりの海洋小説。徳川水軍の向井正綱を主人公として、ウイリアム・アダムスとの結縁を書く予定だったようだが、隆先生の死で未完に終わっている。未完でも楽しめるが、これもまた惜しまれる作品だ。
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隆慶一郎の本は、これまで『影武者 徳川家康』と『一夢庵風流記』を読んだが、これが一番いいかも。
作者の死によって未完のままなのだが、その短さ(単行本1冊分)がとっても良い。
いろんな登場人物の今後は・・と想像を膨らませているところで中断しているのが、他の作品と違って、くどさを感じない。
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短篇全集では時代小説と評価したが、この「見知らぬ海」は司馬遼太郎や津本陽と肩を並べる歴史小説。戦国時代、陸上に比して脇役である徳川水軍の向井正綱を描いている。おそらく、作品の前巻という位置づけじゃないかな~武田水軍から武田家が滅びて徳川につき、北条水軍との戦い。秀吉が死に、後巻はウイリアム・アダムスとの親交、関ヶ原、そしてタイトルの「見知らぬ海へ」となるのだろう。二人の子供の将来も伏線は敷かれていた。
しかし、「死ぬことと見つけたり」が未完の遺作と思っていたけど、これもそうだったんだ・・
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屋外…特に海辺で読書するのが好きなんだけど、そんな時には最高の本だな~と思った。
目の前に広がるまさにその海で、400年前に繰り広げられた出来事。
男たちの生き様。海戦の迫力。
引き込まれて一気に読みきりました。
著者の急逝によって未完のままとなっているのは、とても惜しいなと思う反面、一番良い時代だけを描いて終わっているところが良いとも思います。
…といっても、この後の正綱の生涯を私は知りませんけど。
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またしても未完・゜・(ノД`)・゜・
海洋小説は特殊な専門用語が出てきて苦手。 おまけに有名人物の登場が少なく、道具立てがちと物足りない。 でも、これから面白そくなりそうだったんだよ…。
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何度目になるかわからない再読。
この作品の続きが読めないことは間違いなく痛恨事です。
彼岸の楽しみだな続きは……
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隆慶一郎にはまり,何冊も続けざまに読んでいてこれに当たりました。
未完であることを知らずに読み進めるうち,残りのページで「どうやって終わらせるんだろう?」と疑問に思い始め,かなり終わりに近づいてから,作者が亡くなっていたことは知っていたので「もしかして…」と思っていたら,やはり突然の絶筆。
残念でなりません。
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向井水軍の船長・向井正綱の生き様が、隆慶一郎らしく海の戦さ人として描かれている。未完の為に“見知らぬ海”へ漕ぎ出せなかったのは残念である。
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徳川水軍向井正綱を描く。
隆慶一郎の描く、漢は実に気持ちいい。
海戦や水軍独自の行動の描写なども、何度読んでも素晴らしい。
惜しむらくは、筆者逝去により未完。
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徳川水軍の船大将として活躍した向井正綱について書いた本です。
この作品は隆慶一郎さんの遺作で、残念ながら未完となっています。
ウィリアム・アダムス(三浦按針)と出会うところで話が終わっていますが、一緒にリーフデ号の回航するところなどを書く構想があったようなので、残念です。
水軍というと、船合戦のみと思っていましたが、この本では港の近くの城攻めまで水軍が担当しているところが面白いです。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-eb62.html
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海のいくさ人向井正綱。兎に角海戦の描写がリアルで引き込まれる作品。未完の為三浦按針が登場するところで終わってしまう。向井正綱、三浦按針これからどう展開する予定だったのか想像が尽きない。